AOCMP 2017参加報告
インド、ジャイプールで開催された第17回アジアオセアニア医学物理学会(Asia Oceania Congress of Medical physicsに参加しました。
ジャイプールはインドの都市で、デリーの南西約260kmに位置し、人口は305万人であり約10kmの赤い城壁に囲まれ、別名「ピンク・シティー」と呼ばれています(図1)。

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会場はジャイプールで最大の病院であるSMS(Sawai Man Singh) Hospitalで行われました(図2)。
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機器展示会場となったのは病院の中庭で、屋外で行われました。リニアックなどの実機は展示されず、パネルやモニタを用いた展示が行われていました(図3)。
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SMS Hospitalは多くの建屋から成り立っており、 3TのMRIや128列のCTが配置されていましたが、衛生環境面では日本の病院と比べるとかなりの差を感じました(図4)。
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私の発表は放射線低吸収カウチの皮膚表面線量についてとCBCTを用いたセットアップ精度による線量分布への影響についてでした。幾つか質問があったが、何とか答えることが出来て良かったです(図5)。
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また、今回近畿大学からはInternational Invited Facultyとして非常勤講師の花岡が講演を行いました(図6)。
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今回の学会期間中、インドの研究者を含めて多くの方々と議論を行うことができました(図7)。
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ランチや懇親会も野外で行われ、乾季のインドならではの体験を本場のカレーとともに味わうことができました(図8、9)。
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初めてのインドへの渡航ということもあり、当初は外に出るのも怖かったですが、現地の人とふれあいの中で思っているほどインドは怖くない街だと感じました。インドからの発表に注目すると、日本でも一般的な取り組みも散見した一方で、SBRTやSRSのKnowledge Based Planning (KBP)を用いた放射線治療計画ソフトウエアの独自開発などといった、先進的な研究も多くなされている印象を受けました。 (M.O.)
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2017/11/17 11:30