2018 KIMES 参加報告
2018年3月15日から18日にCoexホールで開催された34th Korea International Medical + Hospital Equipment Show (KIMES)に参加し、KIMES内のSeoul Radiological Technologists Association (SRTA) International Joint Conferenceにて発表を行いました。このInternational Joint Conferenceは、ソウル放射線技師会が中心になり、滋賀県放射線技師会、東京放射線技師会、台北放射線技師会、北京放射線技師会の合同発表会でした。
私はがんプロ助成の総まとめとして、タングステン機能紙の医学への応用について発表しました。タングステン機能紙は放射線遮蔽能力と紙の特徴を併せ持ち、加工が容易であり、人体への毒性もありません。このタングステン機能紙の医学への応用項目として、以下の3項目について検討しました。1) 125Iを用いた前立腺癌の小線源永久刺入治療における、線源からの医療スタッフや患者家族などへの放射線被曝低減(近大プロテクタの開発)。2) Interventional Radiology (IVR)での、術者の放射線被曝低減。3) 電子線GRID照射への応用。これらの検討結果より、タングステン機能紙は、放射線治療やIVRなどに有効に利用できることを報告しました。また本発表において、優秀賞をいただくことができました。
また、ソウルにあるカトリック大学の医学物理グループのYoon先生に研究室の見学をさせていただき、今後の合同研究のことや近大での講演会のことについて話し合いをしました。カトリック大学では、自らファントムや装置を作成していており、とてもクリエイティブな研究室であることが印象に残っています。最後に、門前准教授と親交の深いSuh教授と記念撮影も行いました。当医学物理研究室は、今年で20周年ということでとても歴史があり、近大も負けないようにより一層盛り上げていきたいと思いました。(M.T)
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学会会場にて
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発表中の筆者
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滋賀県放射線技師会メンバーとの集合写真

カトリック大学 Suh教授・Yoon先生、京都医療科学大学 霜村先生と
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2018/03/23 15:10