近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

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Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
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令和元年度の卒業生の声 No.1

reiwa1_sotsugyo1.jpg (15 KB) 令和2年3月修了 大塚 正和

私は、近畿大学医学部大学院 基礎医学系 医学物理コースに平成28年に入学し、無事4年間で修了する事が出来ました。4年間を振り返ってみるとあっという間でしたが、診療放射線技師として病院に従事しながら、勤務後に大学院授業を受講するのはとても大変でした。特に、院生1年目に土曜日の午後から大阪市大にて必修の講義があり、土日には学会や勉強会もあるので、非常に苦労しました。無事にやり遂げることができたのも、職場の同僚、上司の協力のお陰だと思います。
私の博士課程の研究テーマは、肺癌放射線治療における4D-CTを用いた肺換気画像と肺毒性の評価でした。肺癌放射線治療では肺炎が問題となってきます。近年、画像技術の発達により、4D-CTの呼気画像と吸気画像を用いて、肺換気画像の作成が可能となってはいるものの、4D-CT肺換気画像を考慮した放射線治療計画は普及していませんでした。4D-CT肺機能画像を治療計画に応用することにより、放射線肺臓炎の低減し、放射線治療のリスクを減らしたいという思いが、大学院入学の動機となりました。公聴会で審査する先生に、医学物理分野の論文を分かり易く説明することは大変苦労します。先生に説明しやすいテーマで研究するのも一つの手かもしれませんが、医学物理研究室での成果報告会や学会発表の練習等で、簡単に誰にでも理解してもらえる説明が身につきます。
大学院に入学した当初は、自分の力では国際学会で発表出来ないと思っていましたが、毎年国際学会で発表することが出来ました。これも経験豊富な担当教官のおかげです。また、医学物理士としての有用な知識を4年間で習得でき、大きな財産になったと思います。入学を考えている皆様は、ぜひ本研究室の門を叩いてみて下さい。苦しいことも楽しいこともいっぱいある大学院生活が待っています。

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2020/03/31 12:17