近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

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Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
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令和2年度 卒業生の声 No. 1

令和3年3月修了 博士(医学) 小坂 浩之

grad_koe02_1.png (40 KB)

私が、博士過程に進学したきっかけは、今までに取り組んでいた放射線診断分野の研究や学会活動において、さらにステップアップしたいと考えたからです。しかし、その当時の私は、医学物理といえば、放射線治療分野が一般的であると考えており、またこの当研究室には、放射線診断分野の研究を行っている院生が今までにいなかったため、少し入学に不安がありましたが、指導教官からこれまでの研究室の実績や今後の方向性などをご教授いただき、ぜひこの一員に加わりたいと入学を決めました。
私の考える当研究室の特色を3つご紹介します。まず1つ目は、医工・医産連携を通じて、研究を行うことが可能な環境であるということです。私自身もC TやIVRの分野において、現状の臨床現場での問題やニーズに対し、企業と協力し、鉛を含まない放射線遮蔽材を用いた放射線防護について研究を行い、また新規発明品等の特許取得にも携わることができました。2つ目は、定期的に研究室の院生やO Bが集まり、各自の研究成果報告会を行っていることです。この研究成果報告会では、自分の研究の概略や現状について、限られた時間の中で、誰にでも分かりやすくシンプルに伝えることが要求されます。これにより、プレゼンテーション能力が向上し、またこの研究成果報告会を通じて、他のメンバーから研究分野を越えて忌憚のない意見やアドバイスをもらうことで、自分の研究を見つめ直し、研究を前に進めることができたと考えています。3つ目は、研究室の院生全員が積極的に、海外で口述発表を行っていることです。残念ながら、本年度はコロナ禍で、海外の学会に参加することができませんでしたが、私もアジア各国やオーストラリアの学会で何度も口述発表させていただきました。当初、英語での発表について全くの無知でしたが、経験豊富な指導教官から熱心に指導いただくことで、自信を持って発表できるようになり、この経験は私にとってかけがえのないものになっています。
この4年間、私は、職場の同僚の協力や理解、さまざまな方々のサポートのおかげで、人生においてとても大きな財産を得ることができました。今では、当研究室に入学した私の判断は決して間違っていなかったと考えています。ぜひ、放射線診断分野での研究で、博士課程に進学したいとお考えの方、時には厳しく、魅力ある当研究室の一員に加わってみませんか?

 お知らせ

2021/04/01 12:05