近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

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Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
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令和2年度 卒業生の声 No. 2

令和2年3月修了 博士(医学) 武井良樹

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私が大学院に入学した理由は,自身の研究スキルの向上と,病院の臨床現場だけでは得られない経験が自身の視野を広げて成長できるのではないかと思ったからです.また,私の職場では今まで社会人として大学院に入学した人はいなかったため,この経験は今後の後輩のためにもなると思いました.上司や同僚,家族の理解と協力により,無事4年間の大学院博士課程を修了することができました.
私が入学した医学物理学コースの特徴を3つ紹介します.1つ目は,英語に触れる機会が多いことです.研究論文作成だけではなく,国際学会での発表も活発に行っています.私も初めての英語での発表や国際学会を経験しました.最初はできるか不安でしたが,院生は全員英語での口頭発表を必ず経験し,毎年発表する機会もあるため,英語発表スキルは確実に上がっていきます.また,英語論文の査読体験や,院生の中には短期留学を経験した人もいます.2つ目は,他大学や他研究室との交流の機会があることです.他の研究者や自身の領域外の研究分野の話を聞くこともいい経験なり,刺激になります.また,他の研究者に自身の研究内容を説明することは容易ではなく,プレゼン力を鍛えることができます.3つ目は,産学連携の研究が活発なことです.臨床のアイデアと企業の技術を融合させて,医療に有用な新しいものづくりを体験することができます.研究結果を発表し論文化するだけではなく,特許出願や商品化までをチームで取り組んでいきます.このようにいろいろな体験を通して,論文を通すだけではなく,研究者として成長することができます.
大変なイメージもありましたが,経験豊富な担当教官と研究室の仲間やOBの方々のサポートもあり,たくさんの経験を経て成長できたと感じています.社会人での大学院入学は,ハードルが高いように見えますが,それを飛び越えた先には,何事にも代え難い経験と成長が待っています.ぜひ,挑戦してみて下さい.

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2021/04/01 12:10