令和4年度 卒業生の声 No. 2
令和5年3月修了 中村 泰典

私は診療放射線技師として、病院に勤務し放射線診断部門の業務に従事しており、これまで、国内および海外の学術大会で幾度かの研究発表をしてきました。その経験を活かし後輩を指導する立場になりました。そこで自分の研究方法が適正であったかを学ぶため、令和元年4月に医学物理コースに入学しました。当研究室では、臨床現場において、常日頃抱いている疑問点(Clinical Question)を改善する方法を研究課題とし、必要な製品を考案し、物理的および臨床的に使用可能であるかの検証を行い、臨床にフィードバックできるかを論理的に論文としてまとめます。当然、論文の作成中に行き詰まることも多々あります。私は京都に勤務しているため、大学院には頻繁に通えません。そのような学生のためにWebを利用した面談等、指導教官と密に連絡を取り合える体制と雰囲気が整えられおり、私も昼夜土日関係なく頻繁に利用しました。また、定期的に研究室の大学院生が集まる研究成果報告会を行っており、談笑しながらのアットホームな雰囲気の中で活発な意見交換を行えることにより、論文作成が加速度的に進むこともありました。
研究室のメンバー、職場の同僚、家族の協力のおかげで学ぶことができたこの4年は自分の人生の中で最もインパクトのある経験でした。大学院に行こうか迷っておられる方は、一歩踏み出し、本研究室のドアをノックしてみてください。絶対に損はしません。
お知らせ
2023/03/30 10:50