ゲノム医療センターについて

教授 中川 和彦

皆様、ゲノム医療センター長の中川和彦です

がんは遺伝子の病気です。原因となる遺伝子異常が分かりますと基本となる治療方法の開発、それに引き続く更なる発展を探求することが可能となります。新しい有効な治療法の開発が短時間で可能となります。このことは癌だけでなく様々な病気で共通することです。これからの医療の殆どがゲノム医療と関連して発展していくと考えられています。

ゲノム医療センターでは、実装化されつつある癌領域をはじめ、これから発展して行くであろう様々な領域のゲノム医療を推進して参ります。「ゲノム医療」という言葉が分かりにくく想像しにくいと思います。しかし、確実にゲノム医療は皆様の身近な医療に組み込まれていますし、組み込まれて参ります。勉強会を通じて分かりやすくご説明させて頂ける機会を持ちたいと思いますので、その際には気軽にご参加頂きたいと思います。

また、「ゲノム医療について、遺伝子のことについて知りたい」と思われた場合には「患者支援センター」もしくはがんのことであれば「がん相談支援センター」に気軽にお立ち寄り頂きご質問頂けますよう御願いいたします。 近畿大学病院は最新医学を実現して市民の皆様の医療に貢献できる存在でありたいと心から願っております。