腎臓内科では蛋白尿・血尿を呈する慢性(糸球体)腎炎、
高度の蛋白尿とむくみを生じるネフローゼ症候群、腎臓の機能が低下している慢性腎不全の管理、あるいは末期腎不全に対する腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)の導入を行っています。急性腎障害への対応や各種病態への血液浄化療法も行っております。
また、ナトリウムやカリウムといった電解質の異常、酸塩基平衡の異常にも対応しています。 さらに、治療抵抗性高血圧症や二次性高血圧症、あるいは合併症を伴う高血圧症の診断および治療方針の決定も行っています。
腎臓は水・電解質代謝や血圧調節などを介して生体の恒常性維持に重要な臓器であり、その異常は全身に広く影響を与えます。
急性腎障害への対応や、各種病態への血液浄化療法も行っております。
近年、「慢性腎臓病」と呼ばれる概念が注目され、「心腎連関」や「脳腎連関」といった、腎疾患と冠動脈疾患や心不全、あるいは脳卒中に深い関連性があることが知られています。
糖尿病性腎症などの代謝疾患、SLE、関節リウマチ、強皮症などの膠原病、高血圧症や血管炎などの血管障害、骨髄腫腎などの血液疾患、妊娠高血圧症候群など、 多くの疾患が腎臓に関与しています。
さらに電解質異常など、輸液管理の知識も必要です。
近年、慢性腎臓病が心血管疾患の独立した危険因子であることがわかり、 循環器の知識にも精通した有能な腎臓内科医が必要とされています。
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