勤務医・開業医の方へ 腎臓内科医療の向上

近畿大学医学部 腎臓内科
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腎臓内科の協力体制

患者さんのことを第一に考え、より良い手段を生み出す体制づくり 医療関係者の皆様へ

当科の診療範囲は下記の通りです。

腎臓内科一般

急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎、IgA腎症、
ネフローゼ症候群、ループス腎炎、急速進行性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、間質性腎炎、急性腎障害、
慢性腎臓病、遺伝性腎疾患、ANCA関連血管炎、
多発性嚢胞腎、各種血液浄化療法など

高血圧症内科一般

二次性高血圧症、治療抵抗性・難治性高血圧症、
高血圧緊急症、妊娠高血圧症候群など

腎臓内科の協力体制

当科で行う主な特殊検査

腎生検

糸球体腎炎、ネフローゼ症候群あるいは原因不明の
腎障害について、診断確定と重症度判定を目的に、
腎臓の組織を採取する検査である腎生検が行われます。

当科では超音波(エコー)にて腎臓の位置を確認しながら、
針生検を行っています(経皮的エコーガイド下腎生検)。
患者様にはうつ伏せになっていただき、背中側から数回生検針を刺入します。検査時には局所麻酔薬を使用しますので、
強い痛みを伴うことはありません。
検査後は止血を確実にするために、丸1日ベッド上で安静に過ごしていただきます。

腎生検

内分泌負荷試験

各種ホルモンの異常によって血圧が上昇する、内分泌性高血圧症の診断を確定する目的で行います。ホルモンの状態を確認するためには、単なる採血や、24時間蓄尿のみでは不十分であるために、負荷試験を行う必要があります。種々の薬剤を内服や点滴によって投与し、その後採血することによって、これらの薬剤に対するホルモン値の変動を評価します。当科では、カプトプリル負荷試験、デキサメサゾン抑制試験、迅速ACTH負荷試験などを施行しています。

腹膜機能平衡試験(Peritoneal Equilibration Test;PET)

腹膜透析を施行している患者様を対象に1年に1度行っています。当科ではTwardowskiらにより考案された方法を基に
fast PETを行っています。
この検査を行うことにより、患者様自身の腹膜が透析を行うのに適したものなのかどうか、腹膜透析の継続が可能か中止すべきかを知ることができます。

当科で使用する主な薬剤

副腎皮質ステロイド

強力に炎症を抑える作用があり、急速進行性糸球体腎炎、IgA腎症をはじめとする糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などの治療に用いられます。腎生検の結果、腎内に強い炎症が証明されれば、短期間(通常3日間)に大量のステロイドを点滴で投与するステロイドパルス療法という治療法が選択される場合もあります。ステロイドには様々な副作用が知られており、投与量が多い間は入院していただく必要があります。

副腎皮質ステロイド

免疫抑制薬

ステロイドのみでは病勢が抑えられない場合、ステロイドが投与できない場合などに選択されます。
シクロスポリンA、ミゾリビン、シクロフォスファミドといった薬剤がよく用いられます。

免疫抑制薬

アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)

アンジオテンシンUは血圧上昇、動脈硬化、組織線維化などをおこすホルモンであり、腎臓のみならず心臓、血管などの障害を悪化させます。ACE阻害薬やARBはアンジオテンシンUの作用を抑制することにより、これらの臓器障害を進行させないようにしてくれる薬剤です。もともとは血圧を下げる薬として開発されましたが、腎臓病においては尿蛋白の量を減らし、腎保護作用を発揮することが知られています。

アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)

赤血球造血刺激因子製剤(ESA)

腎臓からはエリスロポイエチンというホルモンが分泌され、血液中で酸素を運搬する役割をもつ赤血球の産生が促進されます。腎不全になるとエリスロポイエチンの分泌が低下することにより貧血となります。これを腎性貧血と呼びます。貧血は腎不全を進行させてしまうだけでなく、心臓の働きも悪くしてしまいます。
そこでESAを投与することにより、不足しているエリスロポイエチンの作用を補い貧血を改善させます。

赤血球造血刺激因子製剤(ESA)
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072-366-0221(内線:3600 腎臓内科医局)
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また、これらにつきましてはお返事を致しかねますので、予めご 了承下さい。

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