いずれも全身の多臓器に影響を及ぼすことから
総合内科的知識が要求されますので、
一般内科研修を行うためには適した環境です。
研修中は指導医の監督下で、6-7名の入院患者の
受け持ち医として診療にあたってもらいます。
また、病棟カンファランス、教授回診、透析カンファランス
および腎生検病理カンファランスにおいて
プレゼンテーションをしてもらいます。この中では、
積極的に意見を述べてもらえるように促します。
いずれも電解質異常などを介して全身多臓器に影響を及ぼすことから、
疾患・臓器単位にとどまらない総合内科的病態評価が必要となります。
尿・血液検査の基本、各種画像検査の基本を学ぶとともに、輸液管理や呼吸循環管理などの
全身管理を学ぶことができます。当科での臨床研修を通して、専門分野の疾患はもちろんのこと、
内科医として必要な基本的かつ実戦的な医学知識、技能を習得する事が可能です。
初期研修期間中に習得した知識・技術に専門性を加えながら、十分な経験を積んでもらい、
主治医としてあらゆる腎臓病患者の治療方針を立てられ実施できるように指導します。
血液浄化療法についても(透析回路のプライミングを含めて)管理できるよう指導します。
病棟主治医として急性腎障害、水・電解質代謝、各種腎炎、全身性疾患(糖尿病・膠原病・高血圧症など)に伴う腎疾患、ネフローゼ症候群、保存期腎不全、透析導入症例、維持透析症例などを経験してもらいます。
それらの病態を理解し、自分で診断し、適切な治療法が実践できる能力を身につけてもらいます。
他科からの依頼患者のコンサルト(造影剤腎症・薬剤性腎障害の診断治療・腎不全患者の
透析要否など)に的確に対応する経験を積んでもらいます。
合併症を有する高血圧症、難治性高血圧症・妊娠高血圧症など治療に難渋して紹介される症例や精査が必要な二次性高血圧症の診断・治療について研修します。高血圧症は最も患者数の多い疾患ですから、ここで得られる知識と経験は生涯にわたり役に立ちます。
当科では、専門研修を行うことにより下記の専門医資格が取得可能です。
総合内科専門医、腎臓専門医、透析専門医、高血圧専門医、老年病専門医
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