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学生の日記 2022年度

3年生 看護エピソード

3年生になり、はや4ヵ月が過ぎました。4月から病院での実習を進める中で、日々患者様から学ぶことが多く、漠然としていた看護感が少しずつ明確になってきているように感じます。
各看護学の実習が終了するごとに、エピソードを記載し、関りを振り返っているので、一部紹介します。

Ⅲブロック

✿ 癌に対し積極的な治療をされない患者さんを受け持ちして日数が経つごとに、声掛けに対する反応がなくなっていき、自分に出来る看護についてたくさん悩みました。転院が決まり、患者さんにお礼の言葉を伝えているとき「がんばって」「あなたが来てくれてうれしい」と伝えてくださったのを思い出して、思わず泣いてしまいました。私の言葉が伝わったのかは分かりませんが、すごく思い出に残っています。

✿ 患者さんに対して離床への看護と、疾患が悪化しないように排便コントロールと、日常生活援助を行いました。発言することは少なく表情や行動からニードを考え、クローズドクエスチョンを行うなど手探りではあったが看護を考えることができた。最終日、挨拶に行った際に発言はなかったが、涙を流しており、私のしてきたことは意味のあるものであったと感じることができました。

Ⅳブロック

✿ 口数の少なかった患者さんが、自分が考えた援助を提案し、実施していくとともに自分から話してくれることが増えたことがとても嬉しかったです。患者さんのためを思って行う援助はしっかりと患者さんに届いているし頑張って考えて勇気を出して提案してよかったなと思えた瞬間でした。

✿ 機器の電源すら戸惑っていた患者さんが自作のパンフレットを用いて指導することで、患者さんの練習の成果も加わり最終的には機器の装着、操作を自身で行うことができており、私まで嬉しかったです。最後に「よくしてくれてありがとう。さみしいな。」と言っていただき、心が温まりました。

Ⅴブロック

✿ 母性に行きました。初の出産を見学させてもらってすごく感動的でした。コロナ渦で家族の立ち合いもできない中、看護学生なので見学させてもらい、もっと勉強頑張って看護に活かさないとなと思いました。

✿ 褥婦とのかかわりの中で、夜中に「誰もきてくれないだろう」と思って泣いていた時に看護師が来てくれて、親身になって話を聞いてくれたという話を聞いて、ケアや検査だから訪室するのではなく、何気ない会話など日々の関わりの中で大切であると学びました。

✿ 脊髄性小脳変性症で運動失調を持ちながら在宅療養されている利用者さんの歩行訓練を共に実施しました。利用者さんの歩行時のふらつきの有無、転倒しそうなときにすぐ補助ができるように立ち位置を考えながら利用者さんと関わり、安全への配慮の大切さを学びました。

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