施設紹介

緑に和み、風にまどろむ
森の中の最先端医療施設

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    PET/CT Discovery710
  • サイクロトロン室 CYPRIS(R) HM-12
  • ホットラボ室
  • 頭部・乳房専用PET装置
施設概要

PET/CT装置 Discovery710
CYPRIS(R) HM-12
BresTome®
安静室 個室10

お問い合わせ
(072)366-0221(代表)

受付時間
平日 8:30~17:00 土曜 8:30~12:30

診療内容
PETがん検診

頭部・乳房専用PET装置を導入しました

2023年4月より導入したBresTome®(写真1)は、頭部と乳房専用の小型PET 装置です。

この装置の特徴としては、

  1. 全身用PET装置と比較し高感度・高分解能な画像が取得できます。
  2. CTなどによる追加被ばくの心配がありません。
  3. 乳房撮影モードと頭部撮影モードに変形可能です。

などが挙げられます。

写真1 近畿大学で稼働中の頭部・乳房専用PET装置(BresTome)の外観

近畿大学における乳房撮像と頭部撮像の実際を以下のリンク先で説明しております。

近畿大学高度先端総合医療センターと島津製作所は、特定臨床研究によって同装置の性能評価や臨床的有用性を明らかにしてきました。またさらなる画質改善や臨床使用上の問題点を克服すべく継続的な研究を実施しております。

FDGを用いた乳房撮像(マンモPET)

FDG全身PET/CT検査に続けて隣の部屋で検査を行います(FDGの追加投与はありません)。検査台の上でうつ伏せに寝て、乳房をリング型の穴に下垂させて片方ずつ撮影します(図1)。必要に応じて腋窩リンパ節の撮像も追加することがあります。撮像に要する時間は各部位5-7分間です。従来の乳房PET装置と比較し開口径が大きくポジショニングが容易であるため、撮像担当者が直接乳房に触れることはありません。

図1 乳房PET撮像時の装置外観(左)と撮像時の体位の例(右)

得られる画像の空間分解能は高く、全身用PETと比較して高精細で、小さな乳がんの検出が期待されます。
日本人女性に多いとされる「高濃度乳房」に対してもその影響を受けにくく、胸を挟まない検査のため豊胸術後でも検査が可能です。うつぶせの体位で乳房を下垂させて撮像するため、呼吸の影響を受けにくく、かつ重なりが少ない画像が取得可能です(図2)。

図2 マンモグラフィ画像(左)とマンモPET(右)の比較。
マンモPET画像では腫瘍部分が明瞭に描出されています。

うつぶせの体勢に不安がある方は、検査前に試しに寝てもらうことも可能です。お気軽にお声がけください。

認知症やてんかん・脳腫瘍診断のための頭部撮像

PET薬剤投与後、必要な待機時間を経て検査台に移動します。(待機時間や投与方法、撮像時間は使用するPET薬剤や検査目的によって異なります) 検査台はそのままで、検出器(カメラ)を頭部まで移動させて撮像を行います(図1)。

図1 頭部撮像時の装置外観(左)と撮像時の体位の例(右)

頭部の動きを低減させるためにおでこをベルトで固定させていただきます。撮像中は大きな音が鳴ることはありません。
頭部専用PETを用いることにより全身用PET/CT装置と比較して、高感度で高分解能な画像が得られます。薬剤の脳内分布を明瞭に描出可能で特に早期認知症診断に有効と考えています(図2)。

図2 全身用PET/CT装置(左)と頭部専用PET(右)のFDG脳PET画像の比較。
頭部専用PETでは脳の構造に沿った詳細な分布が観察可能です。

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