診療内容

子宮動脈塞栓術(UAE)

子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)とは?

子宮動脈塞栓術(UAE:Uterine artery embolization)は、カテーテルという細い管を使い、子宮を栄養する血管を塞栓することで、子宮筋腫を縮小させる治療法です。

どんな人が対象の手術なの?

子宮筋腫の症状としては、月経痛、過多月経、貧血などがあります。また、子宮筋腫が大きくなると周囲臓器を圧迫し、頻尿、排尿困難、便秘、腰痛などの症状も起こります。本治療の目的は、子宮筋腫による症状を和らげることであり、これらの症状がある方が対象となります。子宮筋腫には手術をはじめ、様々な治療がありますので、病変の大きさや位置、症状などを総合的に判断して治療方針が決定されます。

どんな手術なの?

足の付け根に局所麻酔を行った後、動脈から2~3mmほどの細い管(カテーテル)を挿入します。レントゲン(血管造影)を見ながら、両側の子宮動脈に更に細いカテーテルを慎重に進めて、球状塞栓物質といわれる小さな粒子を注入して動脈の血流を止めます(動脈塞栓術)。治療後はカテーテルを抜いて圧迫止血を行います。治療時間は約2時間程度で、終了後は3時間ほど安静が必要です。

治療効果やメリットは?

開腹手術が不要で、体への負担が少ないのが最大の特徴です。症状の改善率は88-92%、症状の消失は75%で得られると言われており、筋腫は平均で50-60%に縮小します。一方で、筋腫の再増大、症状の残存や再増悪をきたすこともあり、再治療率 (術後3年時点)は14%とされています。