〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
072-366-0221

当院を受診されていない肝疾患の方もお立ち寄りください。

センター長

B型およびC型肝炎によるウイルス性肝炎は本邦においては肝細胞がんへと至る重要な原因となる感染症であり、その対策は日本が直面する喫緊の課題といえます。特に大阪府南部の市町村における単位人口あたりの死亡者数は全国平均を大きく上回っているという状況でありますのでB・C型肝炎に対する対策は特に医療分野の中でも最重点課題と言えます。
当院はかねてから、多くの日本肝臓学会の専門医や指導医を有し、肝疾患診療に力を入れてまいりました。特に経口剤による抗ウイルス治療さらには、肝細胞癌がんにおいては画期的な分子標的治療や免疫治療などの治験を含め多数の患者様に最先端の治療を行っております。また、当院は1999年より日本肝臓学会から委嘱を受け、毎年「肝がん撲滅運動」として市民公開講座や医療従事者向けの講演会など肝疾患患者に対する啓発活動を行ってまいりました。
2009年12月には国により肝炎対策基本法が制定されましたが、これに基づき、日本全国の各都道府県において肝疾患治療の中心的役割を果たす病院として肝疾患診療連携拠点病院が設置されました。2008年7月に当院もこの肝疾患連携拠点病院に指定されました。更に2012年には、患者様に対する肝疾患相談支援センターも設置されており、現在、在籍している計22名の肝炎コーディネーターが患者様の肝疾患に関する疑問や不安、日常生活における留意点、医療費や日常生活での注意点など細部にわたるまで相談をお受けしております。また、定期的に肝臓病教室を開いており、肝臓病治療のための理解を深めていただけるよう、肝臓専門医などのスタッフが分かりやすくお話しております。
当院を受診されていない肝疾患の方にも対応させて頂いておりますので、お困りのことがあれば、是非、患者支援センター内の肝疾患相談支援センターにお立ち寄りください。

今後は当センターでは、かかりつけ医や肝疾患に関する専門医療機関との密接なネットワークを構築する事により、肝炎・肝癌撲滅にむけて多面的かつ持続的な肝疾患医療を提供してまいりたいと存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

近畿大学病院 肝疾患相談支援センター
工藤 正俊 教授