教室紹介

腫瘍研究室

腫瘍研究室では、頭頸部癌の診断・治療成績の向上を目指し、臨床研究および基礎研究の両面から研究を推進しています。地域医療に根ざした視点と、病態解明に基づく科学的アプローチを重視し、実臨床に直結するエビデンスの創出を目的としています。
臨床研究としては、南大阪医療圏における頭頸部癌の疫学調査を行い、発症動向、病期分布、治療内容および予後の解析を通じて、地域特性を踏まえた医療体制の構築に貢献しています。また、高齢者頭頸部癌患者を対象に、全身状態や併存疾患、QOLを考慮した至適治療法の確立を目指し、治療選択や治療成績に関する検討を行っています。
基礎研究では、頭頸部癌における臨床病理学的研究を中心に、腫瘍の進展様式や予後因子の解明に取り組んでいます。臨床情報と病理学的所見を統合的に解析することで、個別化医療の基盤となる知見の創出を目指しています。
本研究室は、臨床と基礎の橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)を通じて、頭頸部癌診療のさらなる発展に寄与することを使命としています。