鼻副鼻腔疾患
副鼻腔(ふくびくう)とは、鼻腔の周りにある「空洞(くうどう)」のことをいいます。
おでこ(前頭洞)、ほお骨の奥(上顎洞)、目と目の間(篩骨洞)、頭の奥(蝶形骨洞)など、左右対称に合計8つあります。これらの副鼻腔は、粘膜に覆われており、鼻とつながっていて、普段は空気が通ったり粘液が排出されたりしています。
慢性副鼻腔炎は、次のような原因が重なって発症・慢性化すると考えられています。
1. 細菌やウイルス感染(風邪のあとなど)
風邪をひいた後、副鼻腔の粘膜が腫れたり、分泌物が増えたりすると、排出がうまくいかなくなります。その結果、副鼻腔の中に膿(うみ)がたまり、細菌が増殖して炎症が続くことがあります。
2. アレルギー性鼻炎
アレルギーにより鼻の粘膜が慢性的に腫れていると、副鼻腔の通り道(自然口)がふさがりやすくなります。これにより、空気の流れや粘液の排出が悪くなり、慢性化の原因になります。
3. 鼻中隔のゆがみや構造の異常
鼻の中の仕切り(鼻中隔)が曲がっていたり、鼻腔や副鼻腔の構造に異常がある場合も、排出がうまくできず、炎症が長引くことがあります。
4. ポリープ(鼻茸)
慢性化すると、副鼻腔や鼻腔の粘膜が厚くなり、「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれるポリープができることがあります。これがさらに通り道をふさぎ、悪循環になります。
5. 体質・免疫・他の病気の影響
気道の粘液が排出しにくくなる体質や、糖尿病・免疫力の低下なども関係していることがあります。特に好酸球性副鼻腔炎は近年増加しており特別な対応を要します。
6. 歯原性
歯根部病変が慢性副鼻腔炎の原因となることがあります。当院での必要に応じて医科歯科連携を行い、加療にあたります。
7. 腫瘍性
できもの(腫瘍)により慢性副鼻腔炎をきたすことがあります。最も多い鼻副鼻腔乳糖種は再発や癌化することがしばしばあり、腫瘍に精通した医師が診療に携わることで包括的な対応を行います。
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