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研修医募集

近畿大学産婦人科での研修プログラム

当教室は、大学病院という特性を生かし、臨床診療、研究、教育の3本柱を軸に日々邁進しています。その中でも、特により良い医師を育成することは大学の大きな使命です。
医療は日進月歩で進歩しています。当教室では、常にscientific mindを持ち、学会に出席し、勉強できる体制を作り、自らの経験を論文にまとめ、発表する体制を持ち、実力のある臨床医を育てるようにしています。

卒業後の進路

初期研修医

大学卒業後の2年間は初期研修(スーパーローテーション)を行ないます。
是非、産婦人科を研修科目として希望して加えてください。毎年、2名の産婦人科専門コースもあります。
また、近畿大学以外の施設で初期研修を行い、専攻医研修から近畿大学に入局していただくこともできますので、卒業後の進路について疑問があれば、気軽にご相談ください。

産婦人科専攻医(後期研修医)

初期研修終了後は産婦人科専攻医となり、産婦人科医としてのプライマリケア全般を習得します。
目標は日本産科婦人科学会が認定する産婦人科専門医の取得です。専門医取得までの研修期間は3年です(医師となり5年経過した時点で、専門医試験の受験資格が発生し、6年目に専門医試験受験となります)。丁寧に、しかし厳しく初期トレーニングを行い、生涯使えるスキルを習得していただきます。

専攻医の研修方法(近畿大学産婦人科専門研修プログラム)

大学卒業後の2年間は初期研修(スーパーローテーション)を行ないます。
是非、産婦人科を研修科目として希望して加えてください。毎年、2名の産婦人科専門コースもあります。
また、近畿大学以外の施設で初期研修を行い、専攻医研修から近畿大学に入局していただくこともできますので、卒業後の進路について疑問があれば、気軽にご相談ください。

本プログラムは、左に示す4つの研修コースを有しています。
基本的には近畿大学産婦人科から研修を開始することになりますが、(2)のように連携施設から研修を開始するコースも設けています。このコースでは、初期研修病院が近畿大学の連携施設であれば、初期研修に引き続いてそのまま同じ病院で研修を開始し、その後、近畿大学での研修へうつることも可能となります。
そのほか、大学院に在籍しながら専門医取得と同時に医学博士号を取得するためのコース(3)や、自宅の転居が難しい、あるいは転居を希望しない専攻医のために、連携施設での研修を近畿大学に近い南大阪内の施設あるいは大阪府下の施設での研修とするコース(4)も予定しています。
このコースは子育て中の女性医師などが対象に含まれ、子育て中の女性医師で、研修に十分時間がとれない場合などは、研修進捗状況に合わせて3年間の研修期間を延長することも可能です。
本プログラムには、大阪府を含む近畿圏のみならず、岡山県、静岡県にそれぞれの特徴を持つ連携病院があります。症例数も豊富で、充実した研修となることを約束します。詳しくは下記の近畿大学産婦人科専門研修プログラム(PDFファイル)をご覧ください。

当科での専攻医研修応募方法

応募希望者は、

  1. 「専攻医申込書」(下記参照)
  2. 「履歴書」(下記参照)
  3. 医師免許証(写し)
  4. 臨床研修修了登録証(写し)

をそろえて、下記まで郵送にて提出してください。

郵送先
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2 近畿大学医学部産科婦人科学教室
「近畿大学産婦人科専門研修プログラム応募」係 宛

応募に必要な書類は http://www.gmect.jp/sayama/second-program/docment.html よりダウンロード(PDFまたはexcelファイル)、あるいは近畿大学医学部産科婦人科学教室 sanfu@med.kindai.ac.jp までご連絡いただければ、メール添付にてお送りします。
必要書類の郵送をご希望の方は、その旨をご連絡ください(電話、メールいずれの連絡でも可)。

大学院

産婦人科医としてのプライマリケアを習得した後、希望すれば、近畿大学大学院に進学します。
産婦人科学に関連したテーマで、必要であれば基礎医学講座と共同で臨床・基礎研究を行ない、博士号取得を目指します。
臨床で伸び悩んでいるひと、基礎分野にも興味があるひと、子育て中の女性医師、など、多くの医師に勧めています(Q&A参照)。

専門医取得後(5年目以降)

産婦人科専門医になったのちは、産婦人科の4大分野である、腫瘍・周産期・生殖・ヘルスケアのいずれか(あるいは複数)の専門医取得を目指します。
これをサブスペシャリティー(専門分野)研修と呼びます。
この4つの専門医以外にも、内視鏡技術認定医や細胞診指導医といった専門医の習得も可能です。

婦人科腫瘍専門医

日本婦人科腫瘍学会が認定する専門医です。指定修練施設で通年3年以上5年までの修練をうけ、婦人科浸潤癌の手術を執刀者として30例以上(うち15例は広汎子宮全摘術の執刀)、第一助手として30例、その他の術者として40例を含め100例以上の浸潤癌の手術を経験する必要があります。
さらに研究業績2件以上も必要です。

生殖医療専門医

日本生殖医学会が認定する、生殖医療の専門医です。
生殖に関連した論文10編以上(2編は筆頭)、関連学会10回以上の発表(2回は発表者)が必要です。

周産期(母体・胎児)専門医

日本周産期・新生児医学会が認定する、周産期医療の母体・胎児専門医です。
認定研修施設で3年間の研修を終了し、学会参加・発表、論文によって所定の研修単位を取得していることが要件です。

女性ヘルスケア専門医

日本女性医学学会が認定する、ヘルスケアの専門医です。

内視鏡技術認定医

腹腔鏡手術執刀100例、内視鏡関連の学会発表5題、内視鏡関連の論文5題(1編は筆頭)およびビデオ審査があります。

海外留学

海外の大学や病院に留学し、最新の技術を学んだり、研究を行うことができます。
技術習得のための1-3か月程度の短期留学から、1-2年の研究留学まで、状況に応じて対応可能です。是非、海外で武者修行をして、知己を多く得てください。

専攻医終了後の身分・待遇

もっとも一般的なコースは近畿大学産科婦人科学教室のスタッフ(助教)として、さらに専門性を高める診療をおこないます。
スタッフは、大学からの給与に加えて、他病院へ日勤、当直(夜間、土、日、祝日)をおこなうことにより相当の収入を得ることができます。
この間に、スペシャリストとして技術を磨くために、他病院での研修や短期留学等も積極的におこなっていただきます。

女性医師の産休、育休に対する考え

今や20代、30代の産婦人科医全体の80%は女性医師と言われています。
将来的には日本の産婦人科医全体がこの割合になると言っても過言ではありません。
日本の医療を支える一員として、女性医師のみなさんには、できるだけキャリアを途切れさせないようにがんばって欲しいと思います。
そのために、近畿大学産科婦人科学教室では、個人個人の実情に応じて産休・育休の取得、復帰プランとしての時短勤務などの体制をとるとともに、細かい点まで相談してベストな方法が選べるようにしたいと思います(研修プログラムおよびQ&A参照)。
時間が自由に使える大学院でじっくり研究する、より専門性を伸ばすために専門外来だけを週1回する、なども含めてできるだけ、現場から離れる期間を少なくして、かつ子育て等にもきちんと時間を取れるようにするにはどうするか、具体的に相談に乗って解決して行きたいと思います。

見学

もし、当科での研修に興味があれば、気軽に見学におこし下さい。
学生・研修医問いません。遠方からの見学には、多少ですが補助もいたします。具体的には下記まで、ご連絡ください。

研修についてのお問い合わせ

近畿大学医学部産科婦人科学教室
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL (072)366-0221 内線3215
担当:小谷 泰史
E-mail:sanfu@med.kindai.ac.jp