研修希望者へ

Johns Hopkins University留学体験記

SEASON 28
1年が過ぎました

渡米して1年が過ぎ、2度目の夏を迎えました。6月末〜7月上旬は雨が多く、日本の梅雨を思い出させるような天気でしたが、ここ数日はカラッとして日差しが強く、アメリカの夏だなあという感じです。一応節目ですので、備忘録も兼ねて振り返っておこうと思います。

英語

相変わらず下手くそ。
ゆっくりであれば、会話は概ね成立する(と思っている)が、会話速度がアップしたり、予期しない答えが返ってきたりすると途端にお手上げになる。息子にも発音が変だと指摘されて悲しい。英語がこれより上達することはあまりないのかも、と少し諦めつつある。

研究

ホプキンスの中で人や物がどう動いているのか、困った時にどうすれば解決できるかがだいぶんわかってきた。wetに関しては、色々トラブルが続き、目覚ましい進捗はないが、緩やかにデータを追加している。むしろ最近はシングルセル解析に携わっている時間が長く、色々と理屈がわかり、データを自分で扱えるようになってきた。このテクニックは日本に帰ってからも使えるので、嬉しい産物である。1年で現地のグラント1つと、科研費(国際共同研究強化A)が採択。論文はまだゼロ。焦ってもどうしようもないのだが、ちゃんと形になるのか、ちょっとソワソワする。

家族・生活

アメリカ生活にアジャストし、日々楽しく過ごしている。特に妻は留学の話をした時に色々と心配して後ろ向きだっただけに、ホッとしている。色々な心配事も、来てしまえばなんとかなる(せざるを得ない)ものである。子供は無事キンダーを修了し、サマーキャンプを満喫中。JHU日本人留学生コミュニティの皆さんとも、一緒にキャンプに行ったり、ホームパーティーをしたりと家族ぐるみの付き合い。いつもお世話になり、ありがとうございます。コスト面では、相変わらず円安と物価高が辛いのだが、日本円に換算して考えるのをなるべくやめるようにしている。家賃は更新時に少し値上がりしたが、自動車保険などは安くなった。また、大学経由で契約している医療保険がずいぶん安くなったのでありがたい(とはいえ、日本よりは相当に高い)。

留学生活も、もう折り返しかと思うととても早いです。今のところ、一時帰国の予定はなく、このまま最後まで行く予定です。仕事もプライベートも、こちらでやりたいことがまだまだたくさんあります。限られた時間を無駄にせず、次の1年も大切に過ごしたいと思います。日本の夏の暑さも厳しいと思いますので、どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。



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