研修希望者へ

John A. Burns School of Medicine留学体験記

Episode 7
基礎研究だけが留学じゃない、教育での留学を選んだ者

ハワイ大学医学部(John A. Burns School of Medicine)のシミュレーションセンター(SimTiki)では、以前もお伝えしたように、医学生、レジデント、フェロー、看護師など様々な立場の方に教育を行っていますが、日本からも医学生や研修医などが2日から4日程度の短期的なプログラムでハワイに来られ、勉強されることがよくあります。先日も日本の医学生が来られ、私が10月から行っている中で、これで4施設目になります。ほとんどがシミュレーターを用いた教育になりますが、自分が専門にしている腹腔鏡のトレーニングボックスもあり、Ben教授からそのコマを担当してくれないかと依頼を頂き、講義、実習を行うことになりました。私は日本でも医学生や研修医に対して、腹腔鏡のトレーニングボックスの実習は行って来ましたが、Ben教授とJannet准教授に日本でやっていたような自分の実習案を事前に見て頂きました。そこでチェックリストや振り返りをする時間などの項目が抜けているという指摘があり、その部分を作り直して実習を行いました。日本で実習をしているときは、タイムを競ったりしながらトレーニングボックスをしていただけでしたが、評価や振り返りなど学習効率を高める基本姿勢に気付かされた実習となりました。日本に戻った後も、ここで学んだことを実践できるように日々精進していきます。

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腹腔鏡のトレーニングボックスを用いた実習の講義

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実習風景

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