John A. Burns School of Medicine留学体験記
2024.12.18
Episode 11
基礎研究だけが留学じゃない、教育での留学を選んだ者
9月の末の週末からハワイへ移り、ハワイ大学医学部シミュレーションセンターで勉強をしてきましたが、とうとう12月の年末に帰国するので、今週がハワイで過ごせる最後の週末となりました。
先週のホノルルマラソンを頑張ったご褒美と自分で勝手に思い込み、今後の人生でこれほど長期間ハワイに在住することはないので、今週末は50分程度飛行機に乗り、ハワイ島(ビッグアイランド)へ行ってきました。現地のオプショナルツアーに参加し、標高4205mのマウナケアという山へ車で上がり、朝日を見るツアーに参加しました。山頂の気温は氷点下にもなる寒さですが、防寒具を着て、高山病の対策のため2800m付近で奇麗な星空を見ながら十分待機した上で、車で登りました。山頂は雲ひとつない晴天の中で朝日を拝めたことは、筆舌に尽くしがたく、人生において新たな気持ちになれる良い経験が出来ました。また周辺には、世界各国の11基の天文台があり、日本のすばる望遠鏡のある天文台もありました。その午後からは、キラウエア火山の観光もツアーで行ってきました。現在マグマは上がっていませんが、火口からは常に煙が吹き上がっていました。
この温暖な気候と乾燥した心地よい風が吹くハワイに来れて、医学教育の勉強と壮大な自然を満喫でき、私を留学に出してくれた家族や医局員、受け入れてくれたハワイ大学の方々を含め、全ての方に感謝します。

高山病予防のために星空観察をしている際の写真
背後の山のすぐ上に南十字星が写っている。

マウナケア山頂から見た朝日
1年間で300日以上が晴天と言われている。

キラウエア火山の火口の写真
マグマはないが、煙が上がっている。
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