2024.5.27
アメリカは社会全体に勢いがあり、どんどんイノベーションが起こります。こちらで生活して、その理由が少し理解できた気がします。アメリカは、社会活動も含め全てにおいて、良いと思われること、合理的と思われることを推し進める力がとにかく強い。体制に少々不備があるかもしれなくても気にしない。やりながら、クレームを受けながら、修正していく。結果として改革がめちゃくちゃ早い、ということになります。例えば、デジタル化。アメリカはあらゆることがすでにデジタル化されています。日本だと、操作がうまくできない人のために、サポート体制がありますね?アメリカではそんなものはないか、あったとしても非常にアクセスしにくい。ついてこれない人は、残念ですけど諦めてね、というスタンスです。日本では、これは多分社会が許さない。忖度し、根回しをし、サポート体制を整えて、完璧にしてからでないと物事は進まない、だから時間がかかる。しかし、社会的弱者にも優しく、一旦リリースされた後に生じるトラブルはとても少ない、という特徴があると思います。
一概にどちらが良い悪い、というものではありません。しかしながら、アメリカの強さにはこのような背景があり、そしてこの強さに惹かれて世界中からヒト、モノ、カネが集まり、さらにイノベーションが進むのだというのはよく理解できます。アメリカ人はアメリカが大好き、そして外国からアメリカにやってきた多くの人もアメリカ永住を目指します。もちろん、日本が決して悪いわけではありません。高齢社会、人口減少局面を迎え、避けられない部分も大きい。安全、きれいで、サービスやモノの品質は抜群ですし、私自身は日本が大好きです。誰かが、暮らしやすいのは日本、生きやすいのはアメリカ、と言っていましたが、まさにその通りだと思います。
※今回の話は私の個人的な見解です。