研修希望者へ

Johns Hopkins University留学体験記

SEASON 48
アメリカ研究留学で得たものは何か?3アメリカから見た日本人編

ラボメイトに日本人のgood pointを聞くと、なんといっても日本人は勤勉とのことでした。ラボメイト曰く、もし彼がPIになったら、雇いたいポスドク堂々の第一位は日本人!彼のイメージでは、ハードワークに耐えうる出身国順に、日本→中国・韓国→インド→アメリカ→ヨーロッパ、とのことでした(彼個人の見解です)。東アジア勢が強いですが、中でも日本人のクセのなさのウケが良さそうです。ということで、アメリカにおける日本人の仕事への信頼感は、自信を持って大丈夫です。留学をどうしようか悩んでおられる方、ぜひ行きましょう!重宝されるはずです。しかし、裏を返すと言われたことを素直にやるだけの労働力として搾取されるかもしれないので、それには注意が必要かも・・?

自分自身の感じる日本人のbad pointは、プレゼンテーションの下手さです。こちらの人は、多少生存バイアスがかかっているとは思いますが、プレゼンがめちゃくちゃ上手いです。単に英語力の問題というわけではないですね。研究発表でも、すばらしい内容に見せかけて、よく聞くと実はほぼ他人のデータで自分のデータはスライド一枚分しかない、みたいなこともよくあります。日本人は、悲しいですけどこういうのが圧倒的に下手で、せっかく内容がよくても伝わらずに損していることが多いなと思いました。多くの場面において、ファーストタッチで内容の本質を理解するのは困難だからこそ、こういうプレゼンのうまさは非常に重要なスキルだと感じています。

帰国までとうとう2週間になりました。ラボを整理し、家の中も引越しに向けて片付けつつあります。アメリカ生活、最後まで楽しみます。