医療関係者へ

婦人科良性腫瘍

腹腔鏡下手術

炭酸ガスでお腹を膨らませて空間を作り、お臍からお腹の中を覗く直径5mm程度の内視鏡(カメラ)を挿入し、腹部に2~3カ所(5mm~2cm)の小さな穴を開けて行う手術です。 術後の痛みが少ない、傷が目立たない、入院期間が短いなど多くのメリットがあります。
近年腹腔鏡で手術ができる病気は大幅に増加しており、まさに「婦人科良性疾患はお腹を切らずに治す時代が来た。」と言っても過言ではありません。

日本産科婦人科内視鏡学会による内視鏡技術認定医制度が存在しますが、当科では在職中または当科出身者を含めて、現在までに17名の技術認定医を輩出しております。約6000件を超える内視鏡下手術の実績に基づき、技術認定医を中心としたチームが手術を担当させていただきます。
手術内容によっては手術の待機期間が長くなり、ご迷惑をおかけすることもございますが、近隣の関連施設とも連携し可能な限り早期に、かつ安全な手術を提供出来るように配慮させていただきます。

婦人科疾患を指摘されて治療を受けるかどうか迷っている、不妊治療を受けているがなかなか妊娠に至らない、他の施設で開腹手術が必要と言われたが可能ならば内視鏡下手術を受けたい、とお考えの際は是非一度お気軽にご相談ください。