生殖
当病院では最善の治療を患者さんに提供すると同時に、さらに優れた薬や新しい治療法の開発を目指した研究を行っております。これから説明させていただく“卵巣機能不全を誘発する可能性がある治療予定の患者に対する卵巣組織凍結・自家移植”もその一つです。
今回の卵巣組織凍結・自家移植の施行については、近畿大学病院倫理委員会で審査され、承認を受けています。
卵巣機能不全を誘発する可能性がある治療予定の患者に対して、原疾患の治療前に卵巣組織の凍結保存を行い、治療後に融解移植することにより、女性患者の妊孕能を温存することを目的としています。
卵巣組織凍結・自家移植以外に妊孕能を温存する方法として、卵子・胚の凍結保存があります。
以下にそれぞれの方法の利点および欠点を示します。
利点 | 欠点 | |
---|---|---|
卵子凍結 |
|
|
胚凍結 |
|
|
卵巣組織凍結 |
|
|
この治療はまだ保険診療として認められていないため、
入院・手術費用は自費診療の患者負担です。
この臨床試験について何かお聞きになりたいことがありましたら、いつでも遠慮なく下記の医師または連絡先にお問い合わせ下さい。
松村 謙臣、藤島 理沙
近畿大学医学部産科婦人科学教室
大阪府大阪狭山市大野東377-2
電話番号(072)366-0221 (内線3215)
産婦人科における手術の実績は関西だけでなく国内でもトップクラス
南大阪で最先端医療を受けるなら近畿大学医学部産婦人科へ
診療希望の方は、かかりつけ医にご相談ください。