入局案内

消化器内科設立

消化器内科は平成11年4月1日、全く新しい診療科として第二内科から分離・独立しました。従って、スタッフも若くエネルギーに溢れており、これからの近畿大学医学部を支えていく科になるべく、一致団結して日夜努力致しております。 
【消化器内科医のニーズ】
消化器内科は食道・胃・十二指腸・小腸・大腸ならびに肝臓・膵臓・胆道と大変に守備範囲も広く患者数も多いということで色々な医療現場(大学病院、地方の基幹病院、一般病院、開業医)などからも非常にニーズの多い科として人材が求められております。日本人の死因の第一位は悪性腫瘍ですが、その上位6つのうち5つまでもが消化器悪性腫瘍(胃癌・肝癌・膵癌・食道癌・大腸癌)です。また、日本人の死亡総数も平成18年には昭和22年以来初めて100万人の大台を突破致しました。すなわち、団塊の世代が今、続々と消化器悪性腫瘍にかかり病院に受診・入院し、その分だけ消化器内科医が求められている、ということです。

 

消化器内科医のやりがい

消化器内科では、内視鏡、超音波という特殊技術を使って診断から治療までを行っております。従って、外科医と同様、「治療する喜び、やりがい」を直接感じることができます。すなわち、自分が勉強し、技術の習得・向上に努めればそれがすぐに患者さんの治療効果、予後の向上につながり、それが直ちに「やりがい」として実感できるわけです。これはもちろん大学病院、一般病院、開業医と立場は異なっても全く同じです。消化器内科医には「治療する喜び」、「やりがい」があります。 

 

研究

研究的にもウイルスや免疫あるいは癌の研究など非常に幅広く学位論文などのテーマとしても自由に選ぶことができます。技術的な面でも超音波、内視鏡などいつでも開業できるよう、いわゆる「つぶしのきくテクニック」が身に付く科でもあります。内科特に消化器内科を専攻して後悔することは必ず、ないと断言できます。

 

卒業後の臨床研修

平成16年度より新研修医システムがスタートし、近畿大学でも独自のカリキュラムで研修医教育システムを構築しています。消化器内科は内科の必修選択でローテーションしてきた医師に内科の必修知識・技術を習得させるカリキュラムを組んでいますが、それ以外にも腹部エコー、内視鏡などの技術的トレーニングも積極的に受けてもらっています。3年目に消化器内科に入局した人には以下の後期レジデントとして研修を行う機会を設けています。
[関連研修病院]・近畿大学医学部 奈良病院・近畿大学医学部 堺病院・北野病院・大阪赤十字病院・岸和田市民病院・日赤和歌山医療センター・大阪鉄道病院・天理よろず相談所病院・関西電力病院・神戸市医療センター中央市民病院・神戸朝日病院・西神戸医療センター・市立堺病院・守口敬任会岡記念病院・山本内科病院・松原徳洲会病院・和泉市立病院・辻本病院・貝塚市立病院・泉佐野市立泉佐野病院・大阪暁明館病院・済生会富田林病院・PL病院・泉北藤井病院
などで研修を受けることも可能です。 

 

学位

平成12年4月から消化器内科に大学院が設置されましたので医学博士の学位を取ることも可能です。臨床研究でも基礎研究でもどちらでも本人の希望にそって取得することが可能です。