診療所・一般病棟の先生方へのお願い

近畿大学医学部消化器内科では以下の患者さんの治療を積極的に行っております。ぜひご紹介頂ければ幸いです。

 

1.上部消化管

早期胃癌に対する粘膜下切除(EMR)、及び粘膜下層一括剥離術(ESD) 及び食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS)、内視鏡的結紮術(EVL)、及びその併用療法、胃静脈瘤に対するヒストアクリルを用いたEIS、及びBRTOを積極的に行っております。

 

2.下部消化管

クローン病や、潰瘍性大腸炎の患者さんを多数扱っており、潰瘍性大腸炎の患者さんに対しては顆粒球除去療法、白血球除去療法、及び免疫抑制剤による治療等も行っております。またクローン病に対して抗TNF-α抗体による治療も積極的に行っております。

 

3.慢性肝炎

B型肝炎に対しては患者さんの年齢や状態を見極めた上で核酸アナログ製剤による治療、そしてC型慢性肝炎の方に関してはPEGインターフェロン+リバビリン併用療法を積極的に行っております。肝硬変症に対してもインターフェロン治療が保険適用になっておりますので積極的に施行しております。また肝癌根治後のインターフェロン治療も積極的に行っております。これ以外でもインターフェロン製剤で治験を多数行っておりますのでご紹介頂ければ幸いに存じます。

 

4.肝細胞癌

分子標的薬等の新しい臨床試験が始まっており、非常に良い効果を収めております。ラジオ波治療は全国で2位の症例数をほこっております。進行肝癌に対しても動注化学療法や特殊な治療により良好な成績を収めておりますのでどのようなステージの患者さんでもご紹介頂ければ幸いです。

 

5.胆膵疾患

膵癌に対する診断及び治療は全国的にみても最先端の医療を行い、かなりの症例数をこなしております。超音波内視鏡(EUS)を用いた診断(組織診、及び造影ハーモニック法の開発)、及びGemcitabineとS1による治療、その他の治療の工夫により進行膵癌の患者さんでも良好な成績を収めております。

 

以上の如く、活発に患者さんの側に立った「最高の医療を最高の技術と最高のスタッフで提供する」というモットーのもと、日々頑張っておりますので、治療にお困りの患者さんがおられましたら、ぜひご紹介頂ければ幸いです。

 

6.現在の治験

いずれの治験においても、基本的に以下の基準を満たしていることが必要です。

●CTやMRIなど画像的に肝細胞癌と診断されている、あるいは、生検などで病理学的に肝細胞癌と診断されていること(すべての治験で共通)

●ラジオ波焼灼療法や肝動脈化学塞栓療法などの局所療法、あるいは肝切除ができない状態であること。あるいはこれらの治療でも再発を繰り返しており効果が乏しいこと。

●肝機能が良好であること。(Child-Pugh分類 Aであること、Child-Pugh B(7点)でも可能な場合があります)

●他の臓器機能に問題がないこと(すべての治験で共通)

●血小板数5万以上、白血球数2000以上、好中球1500以上(治験により異なります)

●日常生活に問題がないこと(PS0か1)(すべての治験で共通)

●B型肝炎、C型肝炎の両方に重複してかかっていないこと

●免疫チェックポイント阻害剤の治験においては自己免疫性疾患の合併あるいは既往がないこと

●過去に免疫治療をうけていないこと(ワクチン療法やリンパ球療法など、内容によっては治験参加可能な場合もあります)