チーム医療
Team Medical Care
Team Medical Care
それぞれの
その最前線で
近畿大学病院
ICTは、院内の感染症発生状況の把握、
近畿大学病院
高度医療を提供する中で、褥瘡発生危険因子も高くなります。そのため、褥瘡専任医師、看護師、栄養士、理学療法士で構成されたチームで、回診を行い治療やケアや療養環境の提案を行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
津田 美沙緒
Misao Tsuda
看護を実践する中で、創部やストーマケアに関心をもち、課題の発見も多く専門的に学習を深めるために認定看護師を取得しました。オフタイムでは、世界遺産に登録された仁徳天皇陵でのウォーキングにハマっています。
週に一回、チームのメンバーで褥瘡患者さまの回診を行うほか、褥瘡発生には、至っていないが、リスクが高い患者さまに対しても、褥瘡の発生予防につながる活動を行っています。専門性の高い多職種のメンバーに加え、患者さまやご家族も含めた「チーム」で活動することで、褥瘡予防や治癒促進に貢献でき、患者さまのQOLを向上させることができる点にやりがいを感じています。
メンバーそれぞれ、見る視点が異なりますが、それらを総合的に検討することで早期治療につなげることができます。高い次元の連携ができれば、自分一人では不可能だったことが可能になる、それがチーム医療の意義だと思います。
皮膚・排泄ケア認定看護師
紺屋 洋子
Yoko Konya
自分が正しいと思っていたスキンケアが、実はそうではなかったと気づくことがありました。それが、もう一度基礎から学びなおしたいと認定看護師の道に進んだ理由です。
褥瘡の発生にはさまざまな要因が関係しています。褥瘡の患部だけを見るのではなく、体の動かし方を変えたり、栄養面からアプローチしたりと、さまざまな面から対策が必要となります。そこで、各メンバーがあらゆる視点から専門的意見を出し合うことによって、入院中だけでなく在宅での生活を見据え、患者さまやご家族のQOLの維持・向上を目指して活動しています。
私たちの役割は、病棟の看護では日々の処置に追われがちになるところを、褥瘡の専門チームとしてサポートすることです。メンバー間で一つのゴールを共有し、それに向かって力を合わせることで、より良い看護に貢献していきたいです。
近畿大学奈良病院
医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士などで構成されたチームです。
さまざまな職種の専門的な視点で入院患者さまの栄養状態を評価し、改善に向けた提案を行うことで、適切な栄養管理に取り組んでいます。
牧 ゆりえ
Yurie Maki
近畿大学病院の病院見学で、スタッフの雰囲気が良いところに惹かれて入職しました。オフタイムは子どものサッカー観戦、キャンプなどをして過ごしています。
栄養管理の資格を持つ医師がチームに加わることで、患者さまの疾患をふまえた助言や提案ができるのがNSTの強みです。栄養状態の改善が検査データから読み取れたり、食事の摂取量が増えるなど、チームで取り組んだ結果が目に見えやすいため、やりがいがあります。
私は看護師として患者さまに最も近い立場から、日常生活における栄養上の問題について、NSTで情報を提供したり提案を行ったりしています。カンファレンスはさまざまな病棟で行われるため、各病棟のスタッフが意見を出しやすいような雰囲気づくりにも努めています。NSTではこれまでにない新たな経験ができるうえ、各メンバーから得るさまざまな知識はたいへん勉強になり、自身の栄養管理における専門性も高まりました。
感染管理認定看護師
三五 裕子
Hiroko Sango
感染対策のプロとしてさらにスキルアップしたいと考え、近畿大学病院に入職しました。今は子どもがまだ小さいので、できるだけ時間をつくって一緒に遊ぶようにしています。
担当医師をはじめ、メンバー構成は、
看護師3名、薬剤師2名、検査技師1名、事務員1名で活動しています。感染症患者さまの情報が入ると、まず私たちメンバーが駆けつけ、担当病棟の看護長と一緒に対策を検討。その後も日々、感染対策が万全かどうかを評価することにより、アウトブレイクを起こさないよう努めています。多種多様な感染症患者さまが来院されます。その中で感染対策を徹底するには、各分野のスペシャリストがそれぞれの専門スキルを発揮しながら、信頼・尊重し合って業務を分担かつ連携することが不可欠です。チームのメンバーがそれぞれの役割を果たした結果、患者さまが元気になっていく姿を見ると、やりがいを感じます。まだまだ未知の微生物がたくさん存在します。
いかなる感染症との対峙に対応できるよう、これからも日々研鑽に努めます。
大学病院は病床数が多く、
一般社会には、