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通院治療センター

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通院治療センター

通院治療センターついて
通院治療センターとは、抗がん剤治療を入院することなく日常生活や仕事をしながら通院で行うことができる部門です。
ベッド8床、リクライニングチェア19床を備えており、患者さまに少しでもリラックスして治療をうけていただけるように全治療床にテレビを設置し、治療中に鑑賞できるようにしております。また治療中の読書も可能であり、当センターでの図書の貸し出しも行っております。
通院治療センター長あいさつ

通院治療センター長 今野 元博
通院治療センター長
今野 元博

がん化学療法は新しい薬理作用の解析や薬剤の開発により急速な進歩を遂げています。
それにつれて抗がん剤の特性や投与法、ならびに副作用について特化した専門的知識が必要となっています。かつて外来における抗がん剤治療は内科・外科の処置室などで行われていましたが、現在では専門的な知識を有する医療スタッフ(医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など)による、抗がん剤治療に特化したチーム医療が必要となってきました。
当院の通院治療センターは、がん治療に精通したスタッフのもとで、患者さまが安全にかつ快適に各種の抗がん剤治療を受けられるという目的のもと2003年7月に設立されました。現在では1ヶ月で約1,500-1,600件の治療を実施しています。
当センターでは胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの5大がんのみならず、患者数が少なく稀ながんである希少がんや原発不明がんに対しての治療も行っています。治療薬は様々な化学療法剤に加え、がんの増殖にかかわる機能を選択的に抑える分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤、ならびに生物学的製剤など多岐にわたっています。これらの薬剤を統合的に利用して通院でのがん治療に取り組んでいます。
また看護師による生活指導、薬剤師による薬剤指導、管理栄養士による栄養指導などを行うことにより、患者さまにできるだけ日常生活の質を落とさず、効率よく通院での治療を継続していただくことを本センターの目標としています。
実績
年度別化学療法・治験実施件数
年度別化学療法・治験実施件数<

2020年度化学療法件数 診療科別割合
2020年度化学療法件数 診療科別割合<
通院治療センター利用の流れ
STEP.01
来院・血液検査
採血後、検査結果がでるまで40~60分程度の時間を要するため、診察時間の1時間前までに来院してください。
STEP.02
医師診察
診察の際に自宅での様子や治療当日の体調で気になることがあればお伝えください。検査結果と診察内容により、担当医が治療の開始、もしくは治療の継続が可能か判断いたします。
STEP.03
通院治療センター受付
医師の診察後、調剤を開始するため60~120分程度の時間を要します。
STEP.04
入室・治療開始
受付時に体温と血圧の測定を行っていただいた後、薬剤とお部屋の準備が整い次第でご案内いたします。
治療開始前に再度治療内容の確認を、治療中には副作用の説明をさせていただきます。
STEP.05
治療終了・会計・帰宅

通院治療センターからのお願い

  1. 治療中の外出はできません。通院治療センターにはトイレもございますのでご安心ください。
  2. 通院治療センター内での食事は禁止となっています。飲水をして頂くことはできますので、必要な方は入室前にご準備ください。
  3. 皮下埋込型中心静脈ポート(CVポート)を使用して治療される患者さまは、CVポートの患者記録カードをご持参ください。また、襟元がゆったりしたものや前開きのものでCVポート部分が確認しやすい服装でお越しください。
看護師の関わり
私たちは通院治療に対する患者さまの不安と疑問をとりのぞけるよう日々努力しています。そのためにはまず、患者さま自身に抗がん剤による副作用症状を理解し、体調が普段と違うと感じた時は、ためらわずに相談や受診をして頂くことが大切だと考えています。当センターでは、がん化学療法看護認定看護師を中心とした看護師や薬剤師から、患者さまに点滴のスケジュールや副作用症状と生活の注意点を説明させて頂いています。また、通院での治療を継続する中で出てくる不安や困りごとについては一緒に考え、外来担当医やがん相談支援センター、緩和ケアセンターなどと連携をして解決していきます。それ以外にも患者さまの今後の人生に関する考えや治療への想いを聴かせて頂き、意向にそった治療ができるようにお手伝いさせて頂きます。

点滴を受けている写真

  • 静脈ポートを用いた治療を受けられる患者さまへ

    静脈ポートを用いた治療を受けられる患者さまへ
    ↑コチラからダウンロードできます
    携帯型ディスポーザブル注入ポンプをご自宅で使用する時の注意点や、針を抜く時の手順をパンフレットにしています。

  • レジメン説明用紙

    レジメン説明用紙
    ↑コチラからダウンロードできます
    抗がん剤治療のスケジュールや起こりうる副作用症状とそのケアについて説明しています

  • 副作用確認表

    副作用確認表
    ↑コチラからダウンロードできます
    ご自宅での体調を把握できるように出現した症状を段階に合わせてチェックできるようにしています。この用紙を診察時や点滴治療時に提示して頂き体調確認を行います。

通院治療センターでの指導動画
静脈ポート抜針方法動画は只今準備中です。
薬剤師の関わり
がん専門薬剤師の資格所持者を含む薬剤師を配置し、安全な治療の提供に努めています。
  1. 予約患者さまの処方内容の事前確認
    薬剤師は毎回の治療の際に、医師から処方された薬剤の組み合わせ、投与量、投与速度などをチェックしています。これまでの治療経過による投与量の変更や副作用予防の薬剤が追加された場合などは、変更内容が反映されているかも必ず確認しております。
  1. 治療内容の最終確認、制吐剤など支持療法の提案
    医師が治療実施を確定した後、治療の内容が現在の患者様の病状にあっているか、これまでの副作用に対する治療が適切かどうか、などを薬剤師は看護師と共に最終確認いたします。安全な治療の実施のため、治療の直前にこれらの確認にお時間をいただくことがございますがご了承ください。
  1. 安全キャビネットを使用した無菌調製
    安全キャビネットと呼ばれる設備で無菌状態での薬剤の調整を行います。一部の薬剤では点滴中の薬剤飛散を防ぐため、閉鎖式点滴セットという器具を用いて安全度を高めております。薬剤の調整は必ずダブルチェックで行い、調整した薬剤師とは別の薬剤師が、正しく薬剤の調整が行われているか、異物が含まれていないかを入念に確認いたします。
  1. お薬の説明
    初めての治療の場合や治療内容に変更があった場合などは、治療のスケジュールや起こり得る副作用、ご自宅でのお薬の使用方法などを薬剤師から説明させていただきます。お薬に関してご不明な点やご不安がございましたら、薬剤師にご相談ください。
管理栄養士の関わり

がん患者さんのQOLは栄養状態に大きく依存すると言われており、栄養管理は抗がん剤治療の継続性を高めるための重要な支持療法です。がん病態栄養専門管理栄養士の資格保持者を含む管理栄養士が、抗がん剤治療中の体力を維持し免疫低下を抑制する食事方法についてご説明いたします。具体的には、まず普段のお食事内容をお伺いし、それぞれの患者さんに必要なカロリーや栄養素の過不足を調べ、補充する方法や減らす工夫をご説明します。治療中の嘔気や味覚の変化、口内炎などの副作用発症時には症状ごとの食事の工夫や具体的な献立についてもご紹介いたします。 治療中はお薬の副作用や心配事などで食欲がなくなったり、食が進まなくなることがあります。無理をせず、体の調子に合わせ、思うように食事が摂れないときも摂れるときも、その時の状態に合わせてサポートいたします。食事や栄養に関することは何でも私どもに相談してください。

歯科医師の関わり

抗がん剤治療中の患者さんのうち、20~50%の方に副作用として口内炎が発症するといわれています。口内炎が重症化すると、食事がとりづらくなるなど治療中のQOL(生活の質)が低下し、また、抗がん剤治療そのものを中断せざるを得なくなることもあります。
そのため、抗がん剤治療中はお口の中の状態を悪化させないことが重要です。
抗がん剤治療中に口腔ケアを行うことで、口内炎の発症率が低下したり、口内炎が発症しても重症化しないことがわかっています。
歯科口腔外科では、お口の粘膜の状態を経過観察し、歯科医師や歯科衛生士による専門的な口腔ケアで患者さんのお口の中をサポートしています。
お口の中のお困りごとがございましたら、主治医や看護師へご相談ください。



近畿大学病院 通院治療センター
治療時間 平日 9:00~17:00
土曜 9:00~13:00
休日:日曜・祝日、年末年始、本学創立記念日11/5
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