「病理頻出重要用語」

Pathology PreTestより

--連載開始にあたって--

 -----もし医学部学生が米国医師ライセンスを取ろうと考えて病理の問題集に取り組もうと考えたなら----------

(モシパソとよびましょう)

 

 使用する参考書は,E.J.Brown MD著.Pathology PreTeat ™ Self-Assesment and Review の13 (2010, McGraw-Hill Companies, Inc.)the United States Medical Licensing Examination(USMLE)のための問題集(Step-1)です。この最初の40頁にわたってHigh-Yield Facts for Pathologyとして頻出用語が掲載されています.過去に自らの勉強と整理のために9版のこの解説書を作成し,興味のある臨床医,研修医に毎週メールの形で配信しました.合計で60回を越えるものとなりました.一部の方々には密かな評判となったものです.また,某私立大学医学部6年生の一部の方に使用していただきましたが,概ね評判はよかったようです.そこでこのデータを埋もれさせてしまうにはもったいないと思い,かつて某出版社に出版の可能性やご意見を伺ったことがありました.その結果,対象が不明であるなどの点で問題があり,出版を断念し,数年間そのままにしておきました.しかし,医学を勉強されている方には何らかの役に立つのではないかとの思いが募り,今回公表すべく最新版を取り寄せ,再度整理し直すことにしました.

 “病理学総論のテキスト”ではなく,あくまで“重要用語の整理”です.もともと説明のないメモ的内容のものであるため説明が無い方がわかりやすいかも知れません,今回も詳細な解説はなるべくしない方針にしました.問題集を解く際の参考資料程度の内容です.今回の見直しに際して使用する主な参考資料はNEWエッセンシャル病理学(第6版)(医歯薬出版)と標準病理学(第3版,第4版)(医学書院)です.対象は医学部学生(後期),研修医を想定していますが他の医療系の学生にも役立てて頂けるものと思っています.

 今回は,手持ちの画像と確認問題も加えました.また,日本病理学会HPからリンクして検索できる「病理コア画像」の情報も加え少しづつupして行く予定です.忌憚の無いご意見を頂けましたら幸いです.

平成231月吉日

                                       病理学:筑後 拝

 

連載

第一回

第二回

三−1

第四回

第五回

第六回

第七回

第八回

第九回

第十回

第十一回
第十二回
第十三回
第十四回
第十五回
第十六回
第十七回
第十八回
第十九回
第二十回
第二十一回
第二十二回
第二十三回
第二十四回
第二十五回
第二十六回
第二十七回
第二十八回
第二十九回

第三十回
第三十一回
第三十二回
第三十三回
第三十四回
第三十五回
第三十六回
第三十七回
第三十八回
第三十九回
第四十回
第四十一回
第四十二回
第四十三回
第四十四回
第四十五回
第四十六回
第四十七回
第四十八回
第四十九回
第五十回
第五十一回
第五十二回
第五十三回
第五十四回
第五十五回
第五十六回
第五十七回
第五十八回
第五十九回
第六十回