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病院のご案内

包括的同意

診療に伴い発生する試料を医学研究へ利用することについての同意(包括的同意)に関するお願い

1.はじめに

当院は、生駒の地に平成11年10月に開院し、平成16年には地域災害拠点病院、平成20年に地域がん診療連携拠点病院、さらに令和4年地域医療支援病院となり、地域の基幹病院として、また大学病院としての責務を全うしてきました。がんセンター、救命救急センターを含め、各診療科を横断して専門的な高度な医療を行うとともに、医療関係者に対する教育研修、医療情報の発信などを図っています。

2.診療に伴い発生する試料等について

あなたが近畿大学奈良病院で診療を受けられますと、あなたの病気やあなた自身に関しての、いろいろな検査試料や診療情報が集められます。検査・治療等については、原則的には医師が説明を行った上で施行します。危険性の高いもの、特殊なもの等につきましては、個別に書面で説明して同意確認をいたします。他方、危険性が低い一般的な検査・治療等(一般的診療)につきましては、診療を円滑に進めるために、改めて説明し同意を頂くことなく、診療の一部として施行します(包括的)。集められた検査資料や診療情報の主なものは、記録情報と残余検体になります。
記録情報:病歴(カルテ)、CTやMRI等の医用画像、検査値等
残余検体:血液・尿等の検査試料、病理診断用の組織や細胞等の病理資料等
以下、これらを「診療に伴い発生する試料等」と総称することとします。

3.診療に伴い発生する試料等の利用について

診療に伴い発生する試料等はあなたの診療に必要なものとして採取・保管されますが、その後の診療上不必要となった場合でも医学研究のための大切な試料となることがあります。これらの試料は病気の診断・治療を研究する目的で利用されます。

4.包括的同意について

包括的同意とは、診療に伴い発生する試料等について将来の医学研究に利用することをあらかじめ同意していただくことです。なお。医学研究の内容については、近畿大学奈良病院倫理審査委員会で十分に審議されます。これにより承認された範囲で、患者さんの不同意の意思表示がない場合にはその試料等を医学研究に使用させていただきます。また現在通院されております患者さんについても、過去のものを含めた試料等を医学研究に使用させていただきます。また患者さんへの謝礼はありません。

5.自由意思による参加・不参加の自由と同意撤回の自由について

研究への試料等の提供は自由意志によりますが、原則として、不同意の意思表示がない場合には同意があったとみなし、試料等を医学研究に使用させていただきます。不同意の場合や同意を撤回する場合には、いつでも各診療科に設置しております「試料等の研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入のうえ、各診療科にご提出してください。なお、不同意の場合においても、診療に一切不利益を与えることはありません。

個人情報の保護について

これらの資料等を医学研究のために利用する際には、個人情報と照らし合わせが必要になることがあります。ただし、これらの試料等が医学研究のために利用される場合、試料等は匿名化して取り扱われるので、個人情報が外部に漏れることはありません。またこれらの試料等を利用した医学研究によって得られた成果等が、学術集会や科学専門誌で発表される場合でも個人が特定されることはありません。

お問合せ先

この文書に対する疑問や質問等がございましたら、下記の連絡先までお問合せください。

【お問合せ先】
近畿大学奈良病院 各診療科
電話:(0743)77-0880
FAX:(0743)77-0890