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診療科・部門のご案内

呼吸器・アレルギー内科

責任者・診療部長 村木 正人

診察している特殊(専門)疾患

呼吸器・アレルギー内科では呼吸器系およびアレルギーの病気(気管支喘息・COPD・呼吸不全・間質性肺炎・睡眠時無呼吸症候群・胸膜疾患・肺がん・アナフィラキシー・好酸球性肺炎など)を担当しています。
中でも喘息などのアレルギー疾患は全国でも有数の施設です。

外来診療日一覧

○…初診・再診とも診療 □…初診のみ診察 △…再診(予約)のみ診察 ― …休診 

診療スタッフ

担当医師名 専門分野 専門医資格等
臨床教授、病院長、診療部長
村木 正人
気管支喘息、COPD(漫性閉鎖性肺疾患)、その他呼吸器・アレルギー疾患全般 日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会指導医・呼吸器専門医、日本アレルギー学会指導医・専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医・専門医、ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
准教授
澤ロ 博千代
気管支喘息、COPD、一般感染性疾患、その他呼吸器・アレルギー疾患全般 日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会指導医・呼吸器専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、日本感染症学会指導医・専門医、ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
医学部講師
山縣 俊之
COPD、気管支喘息、その他呼吸器・アレルギー疾患全般 日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会指導医・呼吸器専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医
医学部助教
花田 宗一郎
呼吸器・アレルギー疾患全般 日本内科学会内科認定医、日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、難病指定医
医学部助教
吉川 和也
呼吸器疾患、間質性肺炎、肺高血圧症 日本内科学会内科認定医、日本呼吸器学会呼吸器専門医

手術・症例件数実績(2021年1月~12月)

科目 内容 件数
入院診療 主な入院患者:肺炎、肺癌、間質性肺炎、腫眠時無呼吸、COPD、呼吸不全、気胸など 831人
外来診療 主な外来患者:喘息、COPD、間質性肺炎、肺抗酸菌症、睡眠時無呼吸など 40~45人/日
呼吸器内視鏡 気管支鏡診断検育、サーモプラスティー、ステント留置、EWS、胸腔鏡検査など 5件/週
終夜睡眠
ポリグラフィー
1泊2日の検査で、脳波、呼吸状態、動脈血酸素飽和度、体位、心電図などを総合的に判定 2件/週

トピック

喘息(ぜんそく)について

喘息は、夜間に増強する、せき、ぜんめい(ぜ〜ぜ〜、ヒィ〜ヒィ〜 )、呼吸困難を特徴とします。成人では、なかなか治癒が難しいですが、コントロールにより健常人と同様の生活(運動も含めて)をすることが可能な病気です。基本の治療は吸入ステロイド薬です。日頃のコントロールが不良な方にはピークフローでの管理や正しい吸入指導を行いながら診療を進めます。最小限の治療で効果的な診療を進めますが、重症例で必要な方には生物学的製剤や気管支サーモプラスティーも取り入れます。
(一言。じっ〜としていることにより、息苦しくないことは健康な生活ではありません。運動も健常人と変わらなく出来るようになることが重要です。)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

ほとんどの方が、タバコにより40歳以上で発症します。せき、たん、労作時の呼吸困難が主体です。特にタバコを吸ったことがある方で、坂道や階段を登った時に息切れを感じるときには要注意です。過去のタバコが原因で、肺が破壊される肺気腫がおこってしまうと現在の医学では元通りになりません。基本の治療は禁煙と気管支拡張薬の吸入です。進行すれば酸素療法も必要になります。快適な生活を送るために、運動・作業・栄養・薬物などの包括的呼吸リハビリテーションも導入していますので、薬だけに頼らない自身での健康管理を行って下さい。

間質性肺炎について

肺が固くなり、最終的に酸素を取り込めなくなる病気です。原因は膠原病などからくることもありますが、鳥(羽毛布団やダウンジャケット)や薬などが原因のこともあります。ただし、これらの原因が不明なもの(特発性)が多いです。治療の適応は高分解能CT(High Resolution CT)、気管支鏡検査、外科的肺生検などで決定していきます。ステロイドや免疫抑制薬で改善するものもありますが、治療に抵抗し徐々に悪化していくものもあります。線維化という病態が進行していくものには抗線維化薬を使用します。呼吸不全に陥るものには酸素吸入が必要です。

睡眠時無呼吸について

眠っているときに、息が止まっている、あるいは息が浅くなる病気です。患者さまの多くは閉塞型睡眠時無呼吸で、イビキをかいていることが多いです。息をしようとしていてもノドが狭くなって息が出来なくなっているのです。熟睡できず、血液中の酸素が低下します。本人に自覚はなく、日中の眠気、睡眠の中途覚醒(かくせい)、夜間尿(にょう)、早朝の頭痛・頭重感、性欲低下、性格変化などにつながります。集中力の低下や倦怠感(けんたいかん)により事故などを起こしてしまう可能性や、脳卒中、心筋梗塞なども引き起こしてしまいます。日中眠気のある方やイビキをかく方には一度精密検査をしてみてはいかがでしょうか?

肺癌について

せき、たん、血たん、呼吸困難、胸痛など症状は様々です。初期は無症状のことが多く、進行していても症状がないことがあります。原因はタバコが多いですが、受動喫煙、環境、放射線、薬品などが挙げられます。肺がんは、多くのがんの中でも、予後が悪く、最も死亡数が多い病気です(年間7万5千人ほどの方が亡くなられています)。小さながんは普通のレントゲン写真では発見され難く、最近では、人間ドックや検診にオプションでCT検診が実施されています。診断はCTの他、たん検査や気管支鏡を用いた検査などがあります。症状が出る前に、レントゲンやCT検査での検診をお勧めします。特にタバコを吸ったことがある方に勧められます。

検査機器について

  • 気管支鏡:呼吸器疾患全般の診断や治療に用います。
  • 超音波内視鏡:超音波を使用して腫瘍やリンパ節などの組織診断に用いられます。
  • バーチャル内視鏡:気管・気管支を実際に内視鏡でみるような画像で観察できます。
  • 胸腔鏡:主に胸膜炎の原因について診断します。
  • 総合呼吸機能検査装置:肺活量や肺の血液への酸素の取り込み具合をみる検査です。
  • 総合呼吸抵抗測定装置(MostGraph):気道の抵抗や硬さをみます。
  • 呼気NO測定装置:気道の炎症状態を評価します。

診療部長から一言

高齢化社会に伴って、病気も並行して高齢化現象が起こっています。最たるものが誤嚥性肺炎ですが、口腔ケアや包括的呼吸リハビリテーション(運動・作業・栄養・薬など)の導入により、健康寿命を延ばせるようにしたいと思っています。また、高齢化にともなって肺癌患者の高齢化も進んでいます。当科では、より負担が少ないように、適切に検査を進めています。
先進医療のみならず、スピーディーな対応での病診連携を強化するとともに、地域の人たちに愛され、安心・快適な医療が受けられるようより一層努力していきます。

村木 正人