ストーマケアチームとは、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設される患者さまとご家族のQOL(生活の質)を向上させるために、ストーマならびに原疾患において出現する身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな問題に対して早期から積極的かつ継続的なストーマケアを提供するために活動しています。チームは、医師4名(外科、泌尿器科、小児外科)、看護師13名(がん看護専門看護師1名、皮膚・排泄ケア認定看護師1名、看護師11名:ワーキンググループメンバー)、事務員3名で構成されています。
毎月第1火曜日に医師と看護師でワーキンググループ会を開催しています。年間約50件のストーマを造設しており、手術を受ける方々がストーマのある生活をイメージし安心して過ごすことができるよう、入院前から退院後まで継続したサポートを行っています。昨年度は術前、術後のオリエンテーションパンフレットを作成し、今年度から患者さまへの説明に使用しています。
ワーキンググループメンバーは一人ひとりに合った良いストーマを造設しケアするために、毎年関西ストーマ講習会に参加しています。
ストーマケア外来(月曜日・木曜日 13:00~16:00)では、退院後の患者さまがその人らしさをなくすことなく、快適な生活を送り続けることができるようストーマ周囲の皮膚トラブルや日常生活、社会生活でお困りのことに対して相談を受けています。
今後、院内講演会などを開催する予定になっています。
また、他院で作成されてストーマ管理に関しても、今後は広くストーマ外来にて受け入れていく予定としています。
術前オリエンテーションのパンフレット