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診療科・部門のご案内

乳腺・内分泌外科(紹介患者は予約制)

責任者・診療科長 新﨑 亘

診察している特殊(専門)疾患

  • 乳がん
    乳がん診療においては、手術治療、放射線治療、薬物(抗がん剤やホルモン剤、分子標的剤)による治療を組み合わせ、乳がんの進行程度に応じた治療を行います。個々の患者さまのライフスタイルも考慮して、個別の治療方針を検討します。
  • 乳がん以外の乳線疾患
    乳腺腫瘍(線維腺腫、葉状腫瘍)の摘出手術や、乳腺炎(乳輪下膿瘍、肉芽腫性乳腺炎など)に対する治療も行います。

外来診療日一覧(紹介患者は予約制)

〇…初診・再診とも診療 □…初診のみ診察 △…再診(予約)のみ診察 ― …休診 

診療スタッフ

担当医師名 専門分野 専門医資格等
医学部講師、診療科長
新﨑 亘
乳腺・内分泌 日本外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、マンモグラフィ読影認定医、乳がん検診超音波検査実施医
医学部講師
金泉 博文

2011年
杏林大学卒

乳がん、乳腺疾患 日本外科学会外科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医・乳腺認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、マンモグラフィ読影認定医、乳がん検診超音波検査実施医
教授、非常勤
菰池 佳史
(近畿大学病院)

1990年
大阪大学卒

乳がん、乳腺疾患 外科専門医、乳腺専門医、マンモグラフィ読影医
非常勤
寺下 大輔

2018年
藤田医科大学卒

消化器外科一般

手術・症例件数実績(2023年1月~12月)

科目 内容 件数
乳がん 乳がん手術 104
良性疾患手術 6
乳房再建 6

トピック

乳がんの診断

まず、マンモグラフィー検査と超音波検査を行います。
しこりがみつかれば、悪性と良性を診断する精密な検査として、細胞検査、組織検査を行います。組織検査には、超音波ガイド下で行う針生検と、吸引式組織生検があります。
マンモグラフィーで石灰化があり乳がんが疑われる場合には、石灰化病変に対してステレオガイド下吸引式組織生検を行います。組織検査では、局所麻酔を行った後に生検針を刺します(傷跡はほとんど残りません)。それにより迅速かつ正確に診断を行います。

遺伝性乳がん

全乳がんのうち5~10%が遺伝性と考えられ、そのひとつが遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)です。令和2年4月より、乳がん患者さま、卵巣・卵管がん患者さまに対するBRCA遺伝子検査や、BRCA遺伝子に異常を認めた場合の健常側のリスク低減乳房切除が保険診療で行えるようになりました。当科では、乳がんの診断がついた時点で、保険適応となる患者さま全例に検査説明を行っています。

科長から一言

当科では、正確な診断に基づいて、標準的治療の枠にとどまらず、新規の治療や、何より個々の患者さまのニーズに応じた治療を提供することを目指しています。
また、チーム医療として種々の診療科の連携はもとより、多職種との連携を重視し、個々の患者さまのニーズに合わせた治療やケアができるように、情報を共有しています。手術では形成外科とともに乳房再建術も積極的に行っています。外来でのリンパ浮腫診療ではリンパ浮腫セラピスト、創部のケアについては皮膚・排泄ケア認定看護師がそれぞれ対応しています。
当科は、地域連携に力を入れており、多勢の患者さまに関しまして地域連携診療を(主に術後ホルモン療法におきまして)、円滑にすすめさせていただいています。今後も地域の先生方とも情報を共有させていただき、より良い診療を行い、患者さまを支える体制を作っていきたいと考えております。

新﨑 亘