責任者・診療科長 新﨑 亘
〇…初診・再診とも診療 □…初診のみ診察 △…再診(予約)のみ診察 ― …休診
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
---|---|---|---|---|
― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
担当医師名 | 専門分野 | 専門医資格等 |
---|---|---|
![]() 新﨑 亘 |
乳腺・内分泌 | 日本外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、マンモグラフィ読影認定医、乳がん検診超音波検査実施医 |
![]() 金泉 博文 2011年 |
乳がん、乳腺疾患 | 日本外科学会外科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、マンモグラフィ読影認定医、乳がん検診超音波検査実施医 |
![]() 菰池 佳史 (近畿大学病院) 1990年 |
乳がん、乳腺疾患 | 外科専門医、乳腺専門医、マンモグラフィ読影医 |
![]() 寺下 大輔 2018年 |
消化器外科一般 | ― |
科目 | 内容 | 件数 |
---|---|---|
乳がん | 乳がん手術 | 104 |
良性疾患手術 | 6 | |
乳房再建 | 6 |
マンモグラフィー検査と超音波検査を行い、しこりがみつかれば、悪性と良性を診断する精密な検査として、細胞検査、組織検査を行います。組織検査には、超音波ガイド下で行う針生検と、吸引式組織生検があります。
マンモグラフィーで石灰化があり乳がんが疑われる場合には、石灰化病変に対してステレオガイド下吸引式組織生検を行います。組織検査では、局所麻酔を行った後に生検針を刺します(傷跡はほとんど残りません)。それにより迅速かつ正確に診断を行います。
乳がんと診断されたら、乳腺MRIで乳房内の広がりを診断し、CT等で転移の有無を検索して乳がんの進行度を決定します。
全乳がんのうち5~10%が遺伝性と考えられ、そのひとつが遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)です。令和2年4月より、乳がん患者さまに対するBRCA遺伝子検査や、BRCA遺伝子に異常を認めた場合の健常側のリスク低減乳房切除が保険診療で行えるようになりました。当科では、遺伝性乳がんに関する遺伝カウンセリングとBRCA遺伝子検査、リスク低減手術を行っています。
当科では、正確な診断に基づいて、標準的治療の枠にとどまらず、新規の治療や、何より個々の患者さまのニーズに応じた治療を提供することを目指しています。
また、チーム医療として種々の診療科の連携はもとより、多職種との連携を重視し、個々の患者さまのライフスタイルを考慮した治療やケアができるように、情報を共有しています。手術では形成外科とともに乳房再建術も積極的に行っています。外来でのリンパ浮腫診療ではリンパ浮腫セラピスト、創部のケアについては皮膚・排泄ケア認定看護師がそれぞれ対応しています。
当科は、地域連携にも力を入れており、大勢の患者さまに関しまして地域連携診療を円滑にすすめさせていただいています。今後も地域の先生方とも情報を共有し、より良い診療を行い、患者さまを支える体制を作っていきたいと考えています。
新﨑 亘