責任者・診療科長 上田 吉生
形成外科という科は、多くの方にとって聞きなれない馴染みのない診療科であると思います。
形成外科では、主に身体表面の先天的な(生まれつきの)異常や外傷(ケガ)・手術後の瘢痕(きずあと)や変形などに対して、形態および機能を整えて正常な状態に近づけることを目的として治療を行っています。具体的には下記のような疾患を対象としています。
当科では、これらのすべての治療をオールラウンドに行っています。
さらに美しくなることを目的とした美容外科は、形成外科の到達点でもあります。しかし、医療を施される側と施す側の間には主観の違いがあり、患者さまが希望される通りの結果が得られるような完全な手術は難しいと考えております。そのため当科では10年以上の形成外科のトレーニングを受けた専門医が、手術前に十分なインフォームドコンセントを行い、顔ならびに全身の美容外科治療を適正な金額で行っています。具体的には下記のような治療を行っています。
なお美容外科診療は全て自費診療となります。
原則として再診は予約制です。
形成外科美容外科では、予約の変更は電話で可能です。
美容外科は、予約が必要です。
TEL:(0743)77-0880(代表) 内線(3650・3651)
緊急の場合は、予約がなくても対応します。
担当医師名 | 専門分野 | 専門医資格等 |
---|---|---|
准教授、診療科長 上田 吉生 |
形成外科全般・マイクロサージャリーによる再建、美容外科全般 | 日本専門医機構形成外科専門医、日本形成外科学会領域指導医・皮膚腫瘍外科分野指導医・小児形成外科分野指導医・レーザー分野指導医、日本救急医学会救急科専門医 |
専攻医 西川 侑輝 |
形成外科一般 | ― |
専攻医 家村 真実 |
形成外科一般 | ― |
内容 | 入院 | 外来 | 計 |
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全身麻酔での手技数 | 183 | 55 | 238 |
腰麻・伝達麻酔での手技数 | 1 | 1 | |
局所麻酔・その他での手技数 | 99 | 843 | 942 |
内容 | 計 |
---|---|
入院または全身麻酔の手技数 | 338 |
外来での腰麻・伝達麻酔、局所麻酔・その他の手技数 | 843 |
手術件数 | 1,181 |
係数の条件
疾患大分類手技数 | 入院 | 外来 | 計 | ||||
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全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔・ その他 |
全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔・ その他 |
||
外傷 | 52 | 3 | 2 | 86 | 143 | ||
先天異常 | 15 | 1 | 5 | 8 | 28 | ||
腫瘍 | 83 | 36 | 15 | 361 | 495 | ||
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド | 6 | 1 | 6 | 7 | 17 | 37 | |
難治性潰瘍 | 17 | 19 | 7 | 43 | |||
炎症・変性疾患 | 4 | 9 | 2 | 50 | 65 | ||
美容(手術) | 1 | 5 | 3 | 9 | |||
その他 | 5 | 21 | 40 | 65 | |||
Extraレーザー治療 | 24 | 271 | 295 |
脱毛
黒子や皮膚腫瘍の治療。レーザーピーリングにも使用可能
太田母斑、扁平母斑、日光黒子、老人性色素斑、などの治療
血管腫の治療
太田母斑、刺青、色素病変などの治療
永久減毛が2000年6月にFDA(米国)で認められた脱毛専用 レーザー装置
形成外科・整形外科領域のマイクロサージャリーに必須の手術用顕微鏡
形成外科医の基本である“目立たない傷跡”と“機能的にはより正常に近く、形態的にはより美しく”を実践して、患者さまのQOL(Quality of Life)を向上させることを目指した治療を心がけています。
また美容外科に興味のある患者さまの中には、マスコミに取り上げられるような一部の医療機関のトラブル(手術料金や術後結果など)を耳にして美容外科に対する不信感や不安のために治療をうけることを躊躇したり、医療機関の選択に迷っておられる方も多いと思います。そんな患者さまのナイスエイジング(nice-aging)をサポートする最適の治療を心がけています。美容外科についてのお悩みがありましたら気軽にご相談下さい。
上田 吉生