責任者・診療部長 足利 竜一朗
各診療科より依頼された全身のあらゆる部位の検査プランニング・読影・読影レポートの作成を行っています。
担当医師名 | 専門分野 | 専門医資格等 |
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臨床教授、診療部長 足利 竜一朗 |
放射線診断学 | 日本専門医機構日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者 |
准教授 小野 幸彦 |
放射線診断学 | 日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者 |
医学部講師 沼本 勲男 |
放射線診断学 | 日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本IVR学会 |
診療講師 千葉 輝明 |
放射線診断学 | 日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本核医学会核医学専門医・PET核医学認定医、マンモグラフィ読影認定医 |
専攻医 浦瀬 篤史 |
放射線診断学 | 日本専門医機構救急科専門医 |
検査 | 検査・読影件数 | |
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2021年1月~12月 | 2022年1月~12月 | |
CT検査 | 20,086件 | 21,217件 |
MRI検査 | 8,279件 | 9,192件 |
RI検査 | 710件 | 1,021件 |
2020年にCT装置を最新の機器に更新しました。これにより従来のCT装置では撮影が難しかった高心拍、不整脈、心拍変動などがあっても乱れなく心臓血管が撮影できるようになりました。
2020年に導入されたiCTは、従来のCT装置と比較して、撮影にかかる時間が少なく、広い範囲の撮影や心臓のCT検査に有効です。また、一般的に体内に金属がある場合は画像の乱れが生じますが、この装置には画像の乱れを大幅に軽減するソフトウェアが備わっているため、体内に金属(インプラントなど)が入っている方でも質の高い画像を得ることができます。
2019年より、フィリップス社製のMRI装置Prodiva 1.5TCXが稼働しています。最新のデジタル技術により高画質化と検査時間の短縮ができることに加えて、寝台が低い位置まで下がるなど患者さまに優しい設計がされています。また、体内金属や呼吸の動きによる画質の乱れを抑える機能も追加されました。
そして、PET検査のような画像を撮影できるDWIBSが可能になりました。DWIBSはがんの病巣発見や転移巣の検索、化学療法や放射線治療によるがんの治療効果判定などに用いることが期待される有用な検査です。
近年の画像診断装置、放射線医薬品は急激に進歩し、放射線診断なしに医療を行うことはほぼなくなりました。また、この急激な進歩に伴い、専門性は非常に高くなっています。
当院では、最新鋭の医療機器が導入されており、放射線科(診断部門)はこれらの装置の能力を最大限に発揮させるように放射線技師とともに努めています。また、撮像された画像の診断レポートを作成し、各診療科のサポートをする役目を担っています。診断レポートは少しでも速く患者さまや主治医にお伝えできるよう当日中に作成し、緊急の読影依頼にも対応しています。
当院の診療において放射線科(診断部門)は重要な役目を果たしていることを自覚し、今後も各診療科の要望に最大限応えていくことで、患者さまのサポートをして参りたいと思います。
足利 竜一朗