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診療科・部門のご案内

病理診断科

責任者・診療部長 若狹 朋子

診察している特殊(専門)疾患

病理診断科では、生検(生検・手術材料の組織診断、手術中の迅速診断)、細胞診、剖検(病理解剖)を担当しています。

専門医・専門技師 人数
専任病理医 1名
非常勤病理医 1名
臨床/衛生検査技師 5名
うち認定病理検査技師 1名
うち細胞検査士 4名

診療スタッフ

担当医師名 専門分野 専門医資格等
臨床教授、診療部長
若狹 朋子
外科病理一般 死体解剖資格認定適格者(厚生労働省)、日本病理学会病理専門医・病理専門医研修指導医、母体保護法指定医、日本臨床細胞学会教育研修指導医・細胞診専門医、日本臨床検査医学会臨床検査管理医・臨床検査専門医、日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、国際細胞学会専門医、日本専門医機構病理専門医・産婦人科専門医

手術・症例件数実績(2022年1月~12月)

科目 件数
総剖件数 8件
組織診件数 5,902件
うち迅速診断
(組織診件数における)
286件
細胞診件数 4,528件

特色

1.生検(生検・手術材料の組織診断、手術中の迅速診断)

  1. 診断のために採取された組織片あるいは手術により摘除された臓器病変の肉眼的観察、組織学的検索により病理診断を行う。
  2. 手術中に迅速標本を作製し、病変の性状の診断や切除断端における癌浸潤の有無などを判定し、手術方針の決定に参画する。
  3. 通常の診断には、HE染色を主とした光顕による組織診断を行うが、必要に応じて電子顕微鏡による観察、組織化学、蛍光抗体法、酵素抗体法によって診断の確定を行う。

2.細胞診

婦人性器分泌物、尿、喀痰、胸水、腹水、臓器穿刺材料等について、異型細胞の有無およびその異型度について細胞学的診断を行う。

3.剖検(病理解剖)

  1. 死体病理解剖保存法に基づき病理解剖を行い、全身における病態を検索する。
  2. 肉眼所見と組織所見を総合し、臨床経過や検査データを勘案して、剖検最終診断書を作成する。
  3. 臨床病理検討会(CPC)において剖検所見の示説を行い、診断や治療が適切に行われたかどうかを討議し、医療監査の役割を果たす。

4.その他の研究教育活動

診断業務に加え、生検・細胞診・剖検を通じて種々の疾患の病因病態の解明に関する人体病理学的研究を行う。臨床各科との連絡を密にし、臨床研修医の教育など診療のレベル向上に指導的な役割を果たす。

診療部長から一言

患者さまに最も効果的な治療を提供するために、臨床医が依頼する病理診断を迅速、かつ正確に返す事を第一目標として業務を遂行しています。病理医は、患者さまに直接触れて病気の診断を下すことはありませんが、手術・生検材料を対象に、個々の病気の病理学的診断確定、治療方針の決定、治療効果の評価などを通じて医療の重要な部分に参画しています。また、病理解剖を遂行して、症例解析の教育・研究を行うと共に、医療の検証に重要な医学的判断を与えています。

若狹 朋子