近畿大学奈良病院の中核を担う場で、全診療科の手術を24時間体制で幅広く対応する部門です。中央手術部では「より良い看護と看護の適切な提供」という看護部の理念のもと、「患者様に対して安全な周術期看護を提供できる」を目標に掲げて手術看護を行っています。
中央手術室は1階フロアにあり、中央材料滅菌室と隣接しています。手術室は7室あり、外科系手術を中心に院内診療科におけるすべての手術に対応しています。同フロアには救命救急部や集中治療部があり、重症患者様への対応も円滑に行える構造となっています。中央材料滅菌室は、手術および院内で使用する医療器材の洗浄、組み立て、滅菌を一括して行っています。
年間の手術件数は約4,000件であり、脳神経外科、消化器外科、呼吸器外科、整形外科、産婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉・頭頚部外科、眼科、歯科口腔外科、形成外科、皮膚科、循環器内科手術など、さまざまな診療科による手術を行っています。
手術件数の増加や手術技術の高度化と複雑化が進む中では、患者様の安全性を高めるとともに手術運営を迅速かつ効率的に行うことが重要です。そのため、手術に関与するすべての職種のスタッフとのチームワークを高めることを重視し医療を行っています。