責任者・診療科長 塩山 実章
〇…初診・再診とも診療 □…初診のみ診察 △…再診(予約)のみ診察 ― …休診
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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〇 | ― | (△) | ― | 〇 |
担当医師名 | 専門分野 | 専門医資格等 |
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医学部講師、診療科長 塩山 実章 |
脳神経内科全般 | 日本内科学会認定内科医、日本神経学会指導医・神経内科専門医、日本頭痛学会指導医・頭痛専門医 |
専攻医 山本 眞紀子 |
脳神経内科一般 | ― |
科目 | 内容 | 件数 |
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脳脊髄液検査 | 腰椎穿刺 | 50件/年 |
電気生理学的検査 | 末梢神経伝道検査 | 44件/年 |
・・・ | 脳波検査 | 19件/年 |
神経画像検査 | 頭部MRI、脊椎MRI | ・・・ |
・・・ | アイソトープ検査(DATスキャン、MIBG心筋シンチ、脳血流シンチ) | ・・・ |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
パーキンソン病は進行性の神経変性疾患で、運動症状、姿勢異常、嚥下障害、自律神経症状、精神・認知の異常、睡眠障害など症状は多岐にわたります。一昔前に比べると、研究が進み、検査、治療も進歩しました。
検査面においては、頭部MRIに加え、アイソトープ検査(DATスキャン、MIBG心筋シンチなど)を用いて鑑別診断を進めていきます。DATスキャンは脳のドパミン神経細胞を評価する検査で、 MIBG心筋シンチは自律神経機能を反映する検査です。これら検査を活用することで、パーキンソン病とパーキンソン症候群の鑑別が可能であったり、治療可能な病態が判明する場合、潜在的なパーキンソン病が判明する場合があります。
現在、西和医療圏でアイソトープ検査を施行できる施設は少なく、当院ではこのアイソトープ検査を活用し、パーキンソン症候群の診断を行っています。
治療の面では、基本となる内服薬も以前に比べ種類が増え、選択の幅が広がりました。さらに貼付剤も発売され、それぞれの特徴を活かした治療が行えるようになりました。パーキンソン病を発症すると10年後には寝たきりになると言われてましたが、現在は発症から長年にわたり、良い状態を保つことができると言われています。
脳神経内科は脳・脊髄・末梢神経・筋肉の障害によって生じる病気を診る診療科です。精神的な異常や心理的な障害などを中心とする場合は、当科の適応ではありません。厚生労働省により難病に指定された疾患が多く含まれています。高齢化社会をむかえて、重要性の増している分野であります。
診療は、病歴をお聴きし、神経学的診察を行い、その上で、必要な検査を行ってまいります。これらの結果を総合し、診断・治療を行います。そのため予約制を採用しておりますが、診療状況によっては御予約時間より大きく遅延する場合もございますので、御協力と御了承をお願いいたします。
当科で対応できない治療が必要な場合、当科でできない検査が必要な場合など、必要性がある場合は他院へ御紹介をさせて頂くことがございますので、併せて御了承ください。
塩山 実章