「がん相談支援センター」とは、全国の「がん診療連携拠点病院」に設置されている、がんに関する相談窓口です。
「がん診療連携拠点病院」とは、全国どこにお住まいでも質の高いがんの医療が受けられるように、厚生労働大臣が指定した施設です。
どなたでも無料で利用でき、相談は国立がん研究センターの認定がん専門相談員や相談員基礎研修を受けた看護師、医療ソーシャルワーカーが対応しています。また、相談内容は相談者の同意なく、第三者(主治医等を含む)に伝えることはありません。
がん相談支援センター長 消化器外科 原口 直紹
がん患者さんご本人、そのご家族、ご親戚、ご友人などがんを心配されている方。
当院に受診されていない方でも相談可能です。
匿名での相談も受け付けいたします。
電話または直接お越しください。ご相談の予約は原則不要です。
事前に連絡をいただけましたら、待ち時間が発生しないよう面談室の確保をいたします。
無料です。
月曜日~金曜日 | 10:00~16:00 |
(0743)77-0880(代)
電話交換手に「がん相談支援センターにつないでください」とお呼び出しください。
「がん相談支援センター」では、がん患者さんが安心して医療を受けるためのがん治療・療養に関する対面相談、電話相談を行っています。診断時から療養生活全般まで、がん患者さんとその家族の悩みや困りごとはさまざまです。悩みが互いに影響し、さらに深刻になってしまうこともあります。どんな些細なことでも、よい方法を見つけられるよう、がん患者さんとご家族と一緒に考えます。
AYA世代とは15-39歳頃の年代の方々を指します。AYA世代にがんを発症した場合、仕事のこと、学校のこと、遊びのこと、恋愛のこと、友だちとのこと…選択肢が広がる世代だからこそ、悩みも多岐に渡ります。一人で抱え込まず、まずはお気軽に話をしにきてください。
がんの治療や療養生活についての科学的根拠に基づいた正しい情報を得ていただくため、がん相談支援センターの掲示板にパンフレットや冊子を設置しています。 また、貸し出し可能な図書も取り揃えております。詳しい内容が知りたい場合や希望するものがない場合には、お気軽に職員までお声かけください。
がん相談支援センター前 掲示板の冊子やパンフレット
がん相談支援センター内 図書コーナー
がん治療(手術・薬物療法・放射線療法など)に伴う外見の変化を補完し、苦痛を和らげるケアです。がんの治療中であっても、その人らしく生活できるよう、患者さまの思いを伺いながらともに最善の方法を選択できるようサポートします。
がん相談支援センターの相談員が個別に対応しています。ウィッグ・帽子や、乳房術後下着のサンプルも多数取り揃えており、お試しいただくことができます。各種パンフレットもご用意しておりますので、職員にお知らせ頂くか、がん相談支援センターまでご連絡ください。
※購入には別途メーカー手続きが必要です。
がんと診断を受けたとき、仕事をされていることで、様々な不安や悩みを抱くことがあります。
がん相談支援センターでは、がんの治療が仕事や生活にどのように影響するかを一緒に考え、必要であればハローワークや産業保健センター、産業医、保健師、社会保険労務士など労働の専門家と連携しながらサポートします。
また、勤務先に伝える情報として「詳しい診断書」の作成についてご相談をお受けします。必要に応じて、患者さまと勤務先担当者、当院職員が話し合う機会を調整します。仕事を続ける(続けたい)場合はもちろん、新しく仕事を探す場合にも、病気や治療のことを職場にどのように伝えるかを一緒に考えます。
がん患者さまが住み慣れた地域で自分らしい療養生活が送れるよう、医療機関等(病院、診療所、クリニック、訪問看護など)との連携を密にし、社会資源の具体的な情報提供を行います。また、必要に応じて、その連携をコーディネートします。
人はだれでも、命にかかわるような病気やケガをするときがあります。そのときになってからでは、約70%の人がこれからの治療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりできないと言われています。
いざというときに、自分がどのような医療を受け、どこで過ごしたいのか。まえもって自分自身で考え、周囲の信頼する人たちと話し合っておく「人生会議」をくり返すことが大切です。
近畿大学奈良病院には、ACP「人生会議」に活用するリーフレットがあります。家族や大切な人と話し合うために、または自分の気持ちを整理するために、リーフレットを使用しながら相談していくこともできますので、ぜひ一度ご来訪ください。
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