人工透析部では、血液透析(HD)導入、外来維持透析、長期血液透析施行に伴う合併症の治療、手術前後の血液透析を主に行っています。
当院人工透析部では、血液透析導入のみならず腹膜透析導入、入院中の維持透析管理、血漿交換、アフェレシスなどのさまざまな血液浄化療法などを行っています。また当院で透析導入を行った方の外来フォローアップのため外来維持透析管理も行っています。透析患者さんが元気で生活をしていただけるよう骨ミネラル代謝異常をはじめとする透析合併症治療にも力を入れています。
診療は腎臓・透析専門医・指導医を含む医師5名によって行っています。当院人工透析部の特徴は、一人の患者さんを保存期慢性腎臓病の段階から透析期を通じて看護師、栄養士など多職種で一貫して関わっている点です。一人の患者さんにできるだけ多くの医療者がチームとなり継続して関わることで、患者さんの不安の軽減にもつながっています。
透析患者さんが長くお元気で過ごしていただけるためには日頃からの様々な面での管理が非常に重要です。私たちの透析室では医師、看護師、管理栄養士、臨床工学技士を交えたカンファレンスを密に行っており、一人一人の患者さんの状態をしっかり共有することでよりきめの細かい管理を行っています。またあらゆる医療者が学術、学会活動も積極的に行っており、より最新の透析診療を患者さんに提供できるよう心がけています。
透析ベッド数:20床(うち個室2床)、各ベッドには液晶テレビを備えつけています。
on-line HDF対応機12台、個人用血液濾過透析対応機2台
血漿交換・DFPP(二重濾過血漿分離交換法)対応機2台
空間が広く、明るい雰囲気の透析室