文字サイズ
T
T
ページの先頭です。
メニュー

診療科・部門のご案内

リウマチ・膠原病内科

責任者・診療科長 杉山 昌史

診察している特殊(専門)疾患

  • 膠原病リウマチ疾患
  • 関節リウマチ
  • 全身性エリテマトーデス
  • 全身性強皮症
  • 多発性筋炎・皮膚筋炎
  • 混合性結合組織病
  • シェーグレン症候群
  • ベーチェット病
  • 成人スティル病
  • 再発性多発軟骨炎
  • リウマチ性多発筋痛症
  • ANCA関連血管炎
  • シェーンライン・ヘノッホ紫斑病(IgA血管炎)
  • 高安動脈炎
  • 巨細胞性動脈炎
  • IgG4関連疾患
  • 原発性抗リン脂質抗体症候群
  • 乾癬性関節炎
  • 脊椎関節炎

外来診療日一覧

〇…初診・再診とも診療 □…初診のみ診察 △…再診(予約)のみ診察 ― …休診 

土曜日は、予約診療はしていませんが、当日受診は可能です。

診療スタッフ

担当医師名 専門分野 専門医資格等
講師、診療科長
杉山 昌史
膠原病内科学、リウマチ学、膠原病に伴う腎障害、腎臓内科学 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医・リウマチ指導医、日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
専攻医
土本 早紀
膠原病内科一般
専攻医
土本 和司
膠原病内科一般

手術・症例件数実績(2021年1月~12月)

科目 内容 件数
膠原病内科初診 のべ初診患者数 508人
膠原病内科再診 のべ再診患者数 4,472人
関節リウマチ患者 生物学的製剤導入 54件

トピック

関節リウマチ治療の最近の進歩

近年の関節リウマチ治療の進歩は目覚ましいものがあり、より治療効果の高い抗リウマチ薬や生物学的製剤の登場、副作用対策、関節エコーやMRIによる診断や評価など日進月歩で進歩しています。しかし最近は、ただ痛みをとる、あるいは血液検査結果を改善させることを目標とする時代から、患者さまの日常生活を評価し、健常な人と変わらない生活が送れることをゴールとした治療に移りつつあると考えられています。実はリウマチ治療の究極の目標はここにあります。関節リウマチを含む慢性炎症性疾患である膠原病の治療は、外科手術やカテーテル、内視鏡治療とは異なり、長期にわたる薬物治療、通院を必要とします。リウマチ患者さまであっても、健常な人と変わらない日常生活を送り、仕事をし、社会や地域に貢献できるお手伝いをする、それが我々リウマチ膠原病内科医の最終的な目標であると考えています。

検査機器について

関節エコー

エコー検査(超音波検査)は従来から腹部や心臓の疾患の診断に用いられてきましたが、検査機器の精度の向上に伴い、10年ほど前より関節炎の検査ツールとして普及するようになりました。痛みや腫れを自覚していなくても関節炎が検出されることもあり、主として関節リウマチの診断や治療効果の判定などに有用です。当院では膠原病内科開設当初、医師が中心となって行っていましたが、現在では超音波検査に精通した技師による検査枠を設定し、火曜日と土曜日以外のお昼前から午後にかけて検査を実施しています。ただし実際の診断では、関節エコーの結果だけでなく、血液検査やレントゲン検査、MRI検査などを組み合わせて行うことになっています。

科長から一言

膠原病リウマチ疾患は専門性が高く、それなりの診療経験を積んだ医師の診療を受けることが必要です。また、正確な病態把握や治療合併症に対する対処など複雑で、多くの診療科を備えた総合病院で治療を受けることが望ましい疾患だと考えています。
我々の診療科の歴史は浅いですが、膠原病リウマチ疾患の診療経験が豊富な日本リウマチ学会の指導医が2名在籍しており、さらに、他分野内科サブスペシャリティの専門医でもあります。多くの膠原病は完全に治すことはできませんが、現在の医学レベルなら早期の適切な治療により普通の日常生活に戻ることは十分に可能です。そのお手伝いをさせていただくことが我々の使命だと思っています。

杉山 昌史