リハビリテーション部では、発症直後や治療中からも並行してリハビリテーションを提供し、家庭復帰や社会復帰ができるように援助する部門です。
理学療法士9名、作業療法士3名、言語聴覚士2名の合計15名からなる部署です。
急性期病院におけるリハビリテーション医療として十分な安全管理の上での質の高いサービスの提供、疾病や障害と向き合うことになった患者さま、御家族さまへのサポートを真摯に取り組んでいます。
理学療法では整形外科などの手術直後、脳血管疾患の発症直後などできるだけ早期から行い、合併症の予防や早期の日常生活活動の改善を目標とし関わっています。
循環器疾患に対しても運動負荷試験で適切な運動処方を行う心大血管リハビリテーションも行っています。
呼吸器疾患では包括的呼吸リハビリテーションという多職種で関わるチーム医療にも関わり質の高いリハビリテーションを提供しています。
作業療法では身体障害や高次脳機能障害などにより生じる日常生活動作(食事、整容、更衣、排泄、入浴、家事など)の評価やその回復を図るためにリハビリテーションを実施しています。
対象疾患としては上肢を中心とした整形外科疾患、脳卒中などの中枢神経疾患、呼吸器疾患、がん関連疾患など多岐にわたり作業療法を提供しています。
言葉の発達が遅い、発達障害(自閉症スペクトラム、学習障害など)、吃音(どもる)、構音障害(発音の誤り)などの問題を持つ子供への訓練・指導を行っています。また脳血管障害、脳腫瘍などによる失語症や構音障害など高次脳機能障害へのリハビリテーションも行っています。
2021年度からは摂食嚥下障害に対する評価・訓練・指導を積極的に行うと共に摂食嚥下支援チームによる定期的なラウンド等多職種が連携し嚥下機能の早期回復とQOL向上を支援しています。
※初診の窓口は耳鼻咽喉・頭頚部外科となっています。
年間患者数 2,715名 のべ患者数 28,584名 年間単位数 45,713単位
理学療法士10名 作業療法士3名 言語聴覚士2名