文字サイズ
T
T
ページの先頭です。
メニュー

診療科のご案内

難病患者在宅医療支援センター

センター長 挨拶

近畿大学病院難病患者在宅医療支援センター長を務めます病院長の東田 有智です。

難病とは、1)発病の機構が明らかでなく、2)治療方法が確立しておらず、3)希少な疾患であって、4)長期の療養を必要とするもの、という条件を満たすものです。従来厚生労働省の難治性疾患克服研究事業において、56疾患が「特定疾患」として医療補助の対象となっていました。2015年より、従来の特定疾患を含めて、合計306疾患が「指定難病」となり、現在では333疾患に拡大され、医療費補助が法律に基づいて行われることになりました。指定難病に指定されるには、上記の4条件に加えて、患者数が本邦において一定の人数(人口の約0.1%程度)に達しないことや、客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が確立されていることも条件となります。指定難病には様々な領域の疾患が含まれます。

従来の特定疾患の診断は医師であれば誰でも行うことができましたが、指定難病の新規の診断は難病指定医のみが行うこととなりました。333疾患の中には、サルコイドーシスなど比較的よく知られた病気もありますが、日本での報告が約10例などという疾患も存在します。希少であればあるほど大学病院などの専門医療機関で診断をする必要が出てくるわけですが、診断のついた後もずっと大学病院で経過をみていくことは難しく、地域のかかりつけの先生方にお願いする必要が出てきます。そこで大学病院から、地域のかかりつけの先生方への橋渡しをスムーズに行うという目的で本センターが作られました。大阪府の地域医療介護総合確保基金事業による補助を受けてのスタートとなりました。

2018年には、当大学病院は大阪府難病診療連携拠点病院にも指定され、地域での難病診療の中心的な役割を期待されています。また、超高齢化社会を迎え増加している難病患者さんの診療にあたって、地域包括ケアシステムの構築が課題となっていますが、本センターの役割はその動きとも関連する重要なものと考えられます。スタッフ一同全力をあげて取り組みたいと考えていますので、御指導御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

2020年5月
近畿大学病院 病院長
東田 有智