-
多くの命を救う
ために出来ること
救急医学教室 主任教授篠崎 広一郎
診察している特殊(専門)疾患
救命救急センター
3次救急疾患全般
- 重度外傷
- 特殊救急疾病
- 急性心筋梗塞
- 脳血管障害
- 急性肝不全
- 重症急性膵炎
- 重症消化管出血
- 急性中毒
- 広範囲熱傷
- 四肢指切断
- 急性大動脈疾患等
- 重症敗血症など
救急外来
診療内容
救命救急センター
- CCMC(ICU)24床、CCU6床の30床で構成されている。大阪府南部を中心に和歌山県、奈良県からも患者を受け入れている。365日、24時間体制の3次救急施設である。
- 年間約1,000人の3次重症救急患者を治療している。外傷患者の割合は25%である。
- 院外心肺停止患者は年120例受け入れている。
- 救急総合診療センター(ER部)と連携を密にして2次から3次までの救急患者に対応できるシステムをとっている。
- 災害拠点病院である。
- DMAT(災害時医療派遣チーム)を有する。
- 大阪府南河内地域メディカルコントロール体制の基幹センターである。
救急外来(ER)
- 原因疾患が明らかではない症状(発熱や各種痛み)や急な治療を要する症状(腹痛・意識障害)などに対して、初期診断と処置を行ない専門診療科へのスムーズな橋渡しを行う。特に心筋梗塞、脳卒中、消化管出血などの疾患を確実に専門治療につなげる。
- プライマリ・ケア領域疾患については、初期診療を提供し、地域の医療機関の診療につなげる。
- オーバーナイトベット(1泊のみの観察入院ベッド)を運用し、不確実性の高い患者の診断や急性期にある患者の診療を行い、翌日に適切な診療環境に引き継ぐ。
特色
救命救急センター
- 敗血症性ショック・多臓器不全に対する集中治療
- 重度多発外傷に対する集中治療
- 腹部実質臓器損傷や骨盤骨折に対するIVRを含めた高度医療
- 重度熱傷に対する戦略的治療
- 急性中毒に対する各種中毒物質のクロマトグラフィーを用いた測定・鑑定
- ドクターカー出動
- 重症急性膵炎に対する複数科連携による集中治療
- 消化管出血に対する緊急消化管内視鏡検査と治療
- 急性冠不全に対する治療(CCU)
- 院外心肺停止に対する高度医療
- 脳卒中に対するインターベンションを含めた治療
- 急性大動脈疾患に対する緊急医療
- 切断指の再接着治療
救急外来(ER)
急性期の状態にある患者の診断と初期治療に特化し、病院の窓口機能やセーフティネット機能、災害時におけるリザーバー機能をもつ。専門診療科や救命救急センターとの連携を軸に、コーディネイト型の疾病救急を提供する。
医学生や臨床研修医に診断推論やプライマリ・ケア教育を行い、他の医療専門職(看護師・薬剤師・救急救命士など)にもチーム医療教育を提供し、次世代の優れた医療従事者の育成にも役割を果たす。
研究内容
- イメージング法を用いた、冠循環の臨床的研究
- 冠動脈内粥腫の臨床的研究
- MDCTを用いた心筋血流分布の研究
- 負荷心エコー法を用いた虚血性心疾患の臨床的研究
- 各種画像診断装置を用いたSHDの臨床的研究
- 心不全の臨床研究
研究内容
救命救急センター
- 重症敗血症の病能分析
- 重症急性膵炎の病態分析
- DICの病態分析
- 血球貧食症候群の病態分析
- ショック下のサイトカイン変動とその関連酵素の変化
- 臓器不全におけるchemical mediatorの変動
- アセトアミノフェン(APAP)肝障害におけるIL-1レセプターアンタゴニスト(IL-1ra)の病態生理学的役割解析
- 出血性ショックに対する高張食塩水輸液療法
救急外来(ER)
- 救急蘇生に関する研究
- 救急診療やプライマリ・ケアにおける教育の研究
- 急性期疾患に関する臨床疫学研究
関連リンク
近畿大学病院 救命救急センター ホームページはこちら
救急(2次・3次)実績はこちら