高度先端総合医療センター(PET)
診察している特殊(専門)疾患
PET(Positron Emission Tomography、陽電子断層撮影)診断
診療スタッフ
専門医資格について
担当医師名 |
専門分野 |
専門医資格 |
教授、PET分子イメージング部長
石井 一成 |
放射線診断学・核医学・脳核医学・神経放射線・特に認知症の画像診断 |
日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本核医学会核医学専門医 |
PET分子イメージング副部長
細野 眞 |
腫瘍核医学、RI内用療法、放射線診断学、核医学 |
日本医学放射線学会放射線科専門医、日本核医学会核医学専門医 |
准教授
甲斐田 勇人 |
放射線診断学・核医学 |
日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本核医学会核医学専門医 |
医学部講師
松久保 祐子 |
放射線診断学 |
日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本核医学会核医学専門医 |
診療内容
- PET・PET/CT診断
- 早期認知症PET診断
- PET/CT検診
- 核医学診断・放射線診断(放射線診断科との連携)
- 脳ドック
特色
- PET(Positron Emission Tomography、陽電子断層撮影)によって、高度な癌診断、心疾患・脳疾患診断を行っている。特にPET装置とX線CT装置を複合させたPET/CT装置は、代謝画像と形態画像を同時に撮影することによって精密な融合画像を作り出し、正確な診断を可能としている。また、PETを中心に、単純X線、CT、MRIなど様々の画像診断を有機的に結びつけ、総合画像診断を実現している。
- 早期認知症の診断を目的としたFDG-PETの自由診療・高度先進医療や、脳腫瘍の高度診断を目指したメチオニンPETの研究を行っている。
- 地域の医療機関との緊密な連携を図って、PET/CT検査を御依頼いただいた紹介患者さまに安心して検査をお受けいただき、迅速に画像(CD-R)・読影レポートを医療機関にお返ししている。
- 大学病院としては例の少ない検診に取り組み、PET/CTによるがん検診、心エコー・心電図による循環器検診、脳MRI検診を中心として、大学病院の第一線の医療スタッフが担当する検診を提供している。更に、必要時は近畿大学病院の各診療科の専門医に円滑に紹介できる体制を取っている。
- PET/CT診断において、コンピュータを用いた新しい解析方法を取り入れ、病態解明に基づいた診断に結びつけている。
- 近畿大学病院放射線診断科と密接に連携し質の高い画像診断を行い、早期発見、早期治療に結びつけている。
- 部内のすべての職種のスタッフが一体となって、受診者の方が安心して検査を受けられる環境を作り、患者さまに優しい円滑な診療を目指している。
研究内容
PET診断に関する多岐に渡る研究を行っている。本施設は、さまざまなPET薬剤の製造に対応するサイクトロン・薬剤合成装置を備え、現時点で高水準PET/CT装置を使用している。
FDG-PETによる癌診断を行い、当大学病院における診療科と連携して外科療法、放射線療法、化学療法の癌治療に直結させ、統合的な診療・臨床研究を推進している。FDG以外にもアミノ酸、核酸などのトレーサを用いた癌診断の検討や、FDGやアミロイド(PIB)を用いた認知症診断の検討を行っている。脳腫瘍の診断能の高いメチオニンPETも行っている。
また精神疾患・脳血管障害における脳血流の標準脳統計解析、虚血性心疾患における画像解析ソフトや吸収補正システムの応用などについての検討も進めている。
PET研究について詳しくはこちら
関連リンク
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