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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返すそう(よう)のある湿疹を主病変とする疾患です。患者さんは他のアレルギー疾患にもかかることがあります。

日本人の罹患率は、小児期が10~13%、20歳代が10.2%、30歳代が8.3%、40歳代が4.1%、50 + 60歳代が2.5%です。近畿大学が東京大学などと共同研究として報告しました。
乳児期のアトピー性皮膚炎患者さんは、顔面・頭部にそう痒をともなう湿疹反応が生じやすくなります。
幼児期や学童期になると、頚部・肘窩・膝窩などにそう痒をともなう湿疹反応が生じてきます。
思春期や成人期では、顔面・頚部・胸部・背部など上半身に病変部が生じやすくなります。
いずれの時期でも病変部が全身に拡大して重症化することがあります。

当院では患者さんごとの臨床症状や生活習慣を確認し、患者さんの希望を尊重して診療しています。
初診時、皮膚の症状やかゆみにともなう精神的ストレスの評価や、血液検査などを実施し、皮膚症状やストレスの度合い、症状の経過などから重症度を判断します。
接触皮膚炎や悪性リンパ腫、疥癬(かいせん)などアトピー性皮膚炎に似た皮膚疾患もありますので、パッチテストや皮膚生検、検鏡などいくつかの検査を追加し、正しい診断を心がけています。

アトピー性皮膚炎の診療について

診療は患者さんごとの悪化因子の検索と対策を基本としています。
また、スキンケア、アレルギー反応や痒みの制御も行います。炎症部位のアレルギー反応を抑える目的でステロイド外用剤や免疫抑制作用のある外用剤を用い、皮膚の乾燥を防ぐ目的で全身にワセリンなどの保湿剤をさらに外用します。抗ヒスタミン剤内服はアレルギー反応と痒みを抑制します。

重症患者さんには教育プログラムに基づく入院診療を実施し、生活習慣の改善とスキンケアの方法を指導しています。入院療法は悪化因子に対し、強力な対策をたてることができます。医師の指導のもとで適切なスキンケアを実践していただき、多くの患者さんはアトピー性皮膚炎が良くなることを実感していただけています。

また、重症患者さんには、外来診療で注射薬のデュピクセントによる新規治療法も適用となることがあります。厚生労働省から最適使用推進ガイドラインが提示され、施設要件と患者要件が示されており、当院は施設要件に準拠しています。重症患者さんにデュピクセントの期待される効果と有効率、生じうる副反応などを説明し、希望され、患者要件を満たす場合には、デュピクセントによる治療を開始しています。これまで難治であった患者さんも、デュピクセントの登場により外来診療で寛解した状態を目指すことができます。

近畿大学病院アレルギーセンター

近畿大学病院アレルギーセンターでは、喘息などさまざまなアレルギー疾患を併発している患者さんに、それぞれの分野に精通した医師が連携して統合的に診療しています。また、地域の先生とも連携して診療しています。受診を希望される患者さんは地域の先生からアレルギーセンターへご紹介いただくようお願い致します。症状が落ち着き、患者さんが希望されましたら、地域の先生に紹介させていただいています。
気になることがございましたら、近畿大学病院アレルギーセンターまでお問合せください。

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近畿大学病院 アレルギーセンター
小児科・思春期科
近畿大学 東洋医学研究所

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