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ニュース

2025/07/08

【受賞のお知らせ】令和6年度下期近畿大学病院長賞

近畿大学病院では、診療行為や病院業務において多大な貢献のあったスタッフに対して、その実績をたたえる病院長賞を年2回選出しており、この度、令和6年度下期の病院長賞が選出されました。

希少症例を含む幅広い診断で患者治療に寄与する「病理診断科/病院病理部」、機器導入等により機能障害の早期発見、診療効率等に貢献した「臨床工学部」が受賞いたしました。

IMG_病院長賞集合写真.jpg

「病理診断科」

病理診断科は、年間約15000件の病理組織診断と、約7000件の細胞診断を、正確・迅速に実施し、臨床に情報提供することが使命です。また、年間約20例の病理解剖も行っています。医療の現場は日進月歩、新しい分子情報にも対応した病理診断を心がけています。今回、令和6年度下期の病院長賞を頂き、日常の小さな努力の積み重ねを高く評価して頂いたことに心から感謝すると共に、病理診断の責任の重さを改めて実感しました。今後とも、スタッフ一同、力を併せて臨床の先生方に信頼される病理診断・細胞診断を継続していきます。

「病院病理部」

病院病理部は直接的な治療を行うものではありませんが、その最終診断は治療の方針を大きく左右するものです。従来のHE染色や特殊染色に加え、近年飛躍的に進歩している免疫染色を駆使し、日常的に遭遇する症例から稀な症例に至るまで正確な診断を導き出しています。それには精度の高い標本作製技術や高度な診断能力が必要ですが、参加する外部精度管理プログラムの結果がそれらを裏付けています。この度、令和6年度下期の病院長賞受賞は、開院から現在に至るまで病理診断を通して治療に貢献していることが評価されたものであると考え、正確な病理診断を提供できる体制を今後も維持する上で励みになるものです。

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「臨床工学部」

このたび、令和6年度下期の病院長賞に選出いただき、誠にありがとうございます。臨床工学部 不整脈チームでは、植込み型心臓デバイスの定期チェックや、緊急時の対応を行っております。外来ではチェックの間隔が空くことで不具合の早期発見が課題となるため、当院では遠隔モニタリングを積極的に導入し、現在は月約300件の症例に介入しています。医師の負担軽減にもつながり、こうした日々の取り組みをご評価いただけたことを大変光栄に感じております。日々支えてくださる臨床工学部の皆様、循環器内科の先生方に深く感謝申し上げます。今後も安全で質の高い医療の実現に努めてまいります。

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