がんセンター
チーム部門

放射線治療部

放射線治療は形態や機能を温存することができ、侵襲性が低く、高齢者に対しても優しい治療です。当院ではリニアック装置を用い、通常の放射線治療から全身照射（X線、電子線）、術中照射などの特殊治療や、強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療(SRS、SRT)などの高精度放射線治療も実施しています。
また、疼痛軽減などの緩和的放射線治療や、脊髄圧迫による麻痺、上大静脈症候群に対する緊急放射線治療にも対応しており、初診に来られた当日に照射することも可能です。リニアックには照射位置を確認するための機能を装備しており、患者さんに高い精度の治療を提供する体制を整えています。また、常勤の放射線科看護師・病棟看護師と協力し、治療を受けられる患者さんの日々の体調管理とケアを適切に行い、安心して治療を完遂できるように努めています。
当院は、公益社団法人日本放射線腫瘍学会より、安全かつ高精度の放射線治療を推進することを目的として策定された認定施設規程の施設審査に合格し、認定を受けています。

治療機器の精度管理について

放射線治療の専門資格を持つ職員により、日々の始業点検や品質管理実施状況の管理、そして毎月、毎年の定期的品質管理が実施されています。これらにより患者さんが安心して治療を受けられる環境を整備しています。
治療計画の作成は複雑なプロセスを伴うため、ヒューマンエラーを防止することが重要です。当院では医師が立案した全患者の治療計画を放射線治療専門放射線技師がチェックすることにより、重大な医療事故を防いでいます。　また、放射線治療を実施する前に線量測定を通して治療の安全を確保しています。

スタッフ

看護師、がん放射線療法看護認定看護師、医学物理士、放射線治療品質管理士、放射線治療専門放射線技師、診療放射線技師