文字サイズ
T
T
ページの先頭です。
メニュー

がんセンター
がんに関する情報

がん検診について

「受けなきゃ損です、がん検診。」

がん検診とは

がん検診は、症状が出る前の「早期がん」を発見することを目的として、健康な人=病気の症状がない人を対象としておこなうものです。健康な人を対象にして早期がんをみつけて、適切な治療をおこなうことでがんによる死を防ぐことができます。
しかし、最先端の技術を用いた検査でがんを見つける力が強くても、効果があるとは限りません。推奨されている「死亡リスクが下がることが科学的に証明された検診でなければ効果はありません。また、1回の検診結果が「異常なし」でも、そのあとにがんができる可能性はあるため、がんをタイムリーに発見するためには検診を定期的に受けることがとても重要です。

日本で推奨されているがん検診

対象臓器 検診方法 対象者 受診間隔
問診に加え、胃部エックス線または胃内視鏡検査のいずれか 50歳以上 2年に1回
問診、胸部エックス線検査および喀痰細胞診 40歳以上 1年に1回
大腸 問診および便潜血検査 40歳以上 1年に1回
乳房 問診および乳房エックス線検査(マンモグラフィー) 40歳以上 2年に1回
子宮頸部 問診、視診、子宮頸部の細胞診および内診 20歳以上 2年に1回
  • 厚生労働省:がん予防重点健康教育およびがん検診実施のための指針(平成28年2月4日一部改正)より

職域検診(職場でおこなう検診)または市町村実施の個別検診・集団検診をご利用ください。

がん検診のメリットとデメリット

検診のメリット
  • がんによる死亡を防ぐ
  • 前がん病変を治療することで、がんになることを防ぐ(例:子宮頸がん、大腸がん)
検診のデメリット
  • 検診や精密検査に伴う偶発症 ・・・放射線被ばく、出血、腸管穿孔など
  • 偽陽性(誤ってがん疑いありと判定)により不必要な検査を受ける、結果がわかるまでの不安
  • 偽陰性(誤ってがん疑いなしと判定)により治療が遅れる
  • 過剰診断・・・死亡につながらないがん、治療の必要ないがんを見つけてしまう