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がんセンター
がん診療

AYA世代(思春期・若年成人)の診療

AYA(Adolescent and Young Adult)世代のがんとは

AYAとは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に思春期(15歳~)から30歳代までの世代の人を言います。このAYA世代は、進学、就職、結婚、子どもの誕生などライフイベントの多い時期といえます。

日本では、毎年約2万人のAYA世代が、がんを発症すると推定されています。AYA世代でがんを発症する人は、1年間でがんを発症する人100人のうち2人程度です。年代別にみると、15~19歳が約900人、20歳代は約4,200人、30歳代は約16,300人です(2017年)。(国立がん研究センターがん情報サービスより)

がんなど病気を経験しなくても自分の将来について不安がある時期に、がんを経験すればより不安になるのは当然です。がんを経験したAYA世代の悩みは、第1位:自分の将来、第2位:仕事、第3位:不妊治療や生殖機能(一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会)があげられています。

当院での対応

AYA世代でがんと診断された方の診療はそれぞれの診療科で対応しています。治療について、希望がある場合は遠慮なく主治医におっしゃってください。

また、そばにおられる大切な家族・友人だからこそ、相談できない、話せないことがあると思います。「不妊治療や生殖機能のこと」「性生活のこと」「仕事のこと」「学校のこと」「経済的なこと」など、がん相談支援センターでがん専門相談員がお話をうかがいます。知りたいと思われる情報について情報提供し、今後の生活について一緒に考えます。具体的な相談でなくとも構いません。気楽にご相談ください。